雪の質により、密度が10倍も変化

同じ雪の密度は質によって、50kg/㎥(新雪)〜500kg/㎥(湿った雪)と大きく変化します。つまり、一坪(3.3㎡)の屋根の上に1mの雪が積もると、165〜1,650kgの荷重がかかる計算となります。
屋根はどこまで耐えられる?

建築基準法では「1mの雪が積もっても耐えられること」が決まっています。地域ごとに基準が異なりますが、新潟県では300kg/㎥の密度に耐えられるように法律で決められています。もし、300kg/㎥の密度の雪が1m積もると、一坪(3.3㎡)の上に1,000kg、つまり1トンのおもりが載っているということになります。このため、積雪荷重に達する前に雪下ろしが必要になります。
雪下ろしは週間予報で先読み
建物への被害を抑えるために、週間予報を確認して、雪下ろしのスケジュールを予め考えておくことが必要です。その中で注意するポイントは
1.雪マークが続く時
こまめに早めの雪下ろしを心がけてください。
2.大雪後の気温上昇
雪崩やスリップによる落雪事故が多くなります。
3.大雪後の雨
雪に染み込み見た目以上の重たい雪に変化するため、除雪作業が難しくなります。
1.雪マークが続く時
こまめに早めの雪下ろしを心がけてください。
2.大雪後の気温上昇
雪崩やスリップによる落雪事故が多くなります。
3.大雪後の雨
雪に染み込み見た目以上の重たい雪に変化するため、除雪作業が難しくなります。

大雪はいつどこでやってくるかわかりません。安全対策には細心の注意を払いながら、計画的に雪下ろしを行いましょう。