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かまくら効果@横手かまくら

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2017/02/22 18:47 ウェザーニュース

「横手のかまくら」は毎年2月15日、16日に開催されます。横手市商工観光部観光おもてなし課の佐々木博巳さんにかまくらに関するお話を聞いてきました。

横手市の地形や気候

横手市は周囲を山に囲まれているため、典型的な盆地気候になっています。風が強く吹くことは少なく、夏は暑くて冬は寒いです。冬は曇り空が続き、晴れることはほとんどありません。そのため、晴れた日に鳥海山が望めると、余計に美しく感じます。

雪の質

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気温はそれほど下がらないので、フワッとした雪質で、雪は積もりやすいです。手で握ると固まりやすく、かまくら作りに適した雪質となっています。北海道のように寒さが厳しい場所ですと雪は固まりにくいため、水をかけながら、かまくらを作ることもあるようです。

かまくらの準備や作り方

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かまくら作りは1月から様々な場所で行われます。観光総合施設の秋田ふるさと村や出前かまくらとしては関東も含め全国の何ヶ所かの会場でかまくらが作られます。
かまくらの作り方もついては詳しくはかまくら館のウェブサイトをご覧いただければと思いますが、ひとつのかまくらが完成するまでに、職人さんが4〜5人で作業を行い丸一日かかります。その全ては手作業で行われます。完成してからも、放っておくと、溶けてきたり凹んできたりしてしまいますので、長い間かまくらが楽しめるように補修を施しています。

かまくら効果

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かまくらの中が外よりも暖かく感じることを「かまくら効果」といいます。かまくらの中が外よりも暖かくが暖かく感じる理由は以下の通りです。

(1)そもそも外の気温が低い
(2)雪が溶けて水に変わる間は温度が0度以下に下がりにくい(融解熱)
(3)雪(氷+空気)の断熱効果
(4)風がブロックされ寒さを感じにくい

実際に計測を行ったところ、かまくらの外の温度が1度のとき、中の温度は5度となりました。

横手かまくらの見どころ

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雪国らしさや文化を体験できることです。暖かい、ほっこりとした時間を楽しんでいただきたいです。
また、景色や風景としても大きな見どころと言えます。市役所本庁舎前道路公園のかまくらから始まり、横手南小学校では子どもたちが作ってくれたかまくらを見ることができます。武家屋敷ではかがり火と一緒のかまくらが幻想的で、蛇の崎川原では無数のミニかまくらが圧巻です。横手公園のライトアップされた横手城と一緒に見るかまくらも素晴らしいです。

横手かまくらは毎年2月15日、16日に開催します。ぜひ遊びにきてください。
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