全国で見る季節感
前回の立春の時よりも、「冬の終わり」と感じている方が約20ポイント増加。一方で、「春のはじめ」は5ポイントのみの増加にとどまっているので、どうやら立春から春感が増したというより、冬感が減少したという印象のようです。
エリア別に見る季節感
エリア毎に見ると、グラフの赤い面積が増えていることがひと目でわかりますね。
・北海道と沖縄以外は「冬の終わり」が前回の立春の時よりも増加し、最も多い季節感になっています。
・北海道では「冬本番」が最も多いものの、「冬の終わり」も拮抗。
・沖縄では一足早く「春のはじめ」が最も多くなっています。
全国の多くの皆さんが『順調に季節は進んでいる』と感じているようです。
では、このような季節感の進行には、どのような天気が影響したのでしょうか?
・北海道と沖縄以外は「冬の終わり」が前回の立春の時よりも増加し、最も多い季節感になっています。
・北海道では「冬本番」が最も多いものの、「冬の終わり」も拮抗。
・沖縄では一足早く「春のはじめ」が最も多くなっています。
全国の多くの皆さんが『順調に季節は進んでいる』と感じているようです。
では、このような季節感の進行には、どのような天気が影響したのでしょうか?
季節感に関わる天気の大きなイベントは2回
立春から雨水までのあいだ、皆さんの季節感に関わる天気的なイベントは2回ありました。
2月9日に通過した南岸低気圧と、15日〜17日に通過した日本海低気圧です。
春の暖かな空気は低気圧と前線の南側に存在するため、低気圧が通過する場所が気温や体感、季節感に大きな影響を与えます。
2月9日に通過した南岸低気圧と、15日〜17日に通過した日本海低気圧です。
春の暖かな空気は低気圧と前線の南側に存在するため、低気圧が通過する場所が気温や体感、季節感に大きな影響を与えます。
各天気イベント時の気温は?
◆2月9日:南岸低気圧
南岸低気圧の通過によって本州では気温が下がり、真冬の寒さとなりました。
◆2月10日~14日:冬型気圧配置
冬型の気圧配置が続きました。ただ、極端な寒さはなく、東京でも最高気温は連日10℃を超えました。
◆2月15~17日:高気圧のち日本海低気圧
寒気が去り、高気圧に覆われることで気温が上昇。日本海低気圧がより暖かな空気を連れてきたため、より気温がさらに上昇。東京では20℃を越えました。
南岸低気圧の通過によって本州では気温が下がり、真冬の寒さとなりました。
◆2月10日~14日:冬型気圧配置
冬型の気圧配置が続きました。ただ、極端な寒さはなく、東京でも最高気温は連日10℃を超えました。
◆2月15~17日:高気圧のち日本海低気圧
寒気が去り、高気圧に覆われることで気温が上昇。日本海低気圧がより暖かな空気を連れてきたため、より気温がさらに上昇。東京では20℃を越えました。
体感報告も同じように変化
全国のウェザーニュース会員による体感報告の変化も、気温変化と同様のようです。
9日の南岸低気圧で”極寒”が増えますが、日本海低気圧で”暖かい・ちょうどいい”が増加。この影響で皆さんの「冬の終わり」感が増したようです。
9日の南岸低気圧で”極寒”が増えますが、日本海低気圧で”暖かい・ちょうどいい”が増加。この影響で皆さんの「冬の終わり」感が増したようです。
この先の季節感はどうなる?
冬と春を行ったり来たり…
では、この先の季節感はどう変化しそうかというと…
なんと!次の1週間は、20日(月)と23日(木)の2回も日本海低気圧がやってくる予想です。
この日は大雨や強風に警戒が必要ですが、気温は高くなり、「冬の終わり」感がさらに高まりそうです。
ただ、日本海低気圧が去った後は気温が下がるのがいつものパターン。体感のアップダウンが非常に大きな1週間となり、季節感も行ったり来たりしそうです。
この行ったり来たりが、まさに『三寒四温』ともいえますね。
なんと!次の1週間は、20日(月)と23日(木)の2回も日本海低気圧がやってくる予想です。
この日は大雨や強風に警戒が必要ですが、気温は高くなり、「冬の終わり」感がさらに高まりそうです。
ただ、日本海低気圧が去った後は気温が下がるのがいつものパターン。体感のアップダウンが非常に大きな1週間となり、季節感も行ったり来たりしそうです。
この行ったり来たりが、まさに『三寒四温』ともいえますね。