こちらは、関東のウェザーニュース会員の皆さんからの症状報告の推移です。症状の重症度によって、”軽いタイプ・ふつうタイプ・重いタイプ”の3つに分かれています。(※)

・症状ふつうタイプ(左)
今日は「つらい(非常につらい＋つらい＋ややつらい)」と報告した方が全体の約60%いらっしゃったことがわかります。

・症状重いタイプ(左)
今日は全体のおよそ65％が「つらい」と報告。「非常につらい＋つらい」と感じている方だけでも約30％いらっしゃいます。

※症状のタイプ分け
ウェザーニュースタッチ・花粉Ch.内の花粉チェックシートに回答することで、症状のタイプが判定されます。

◆つらい報告の割合
・栃木　27%
・群馬　43%
・静岡　44%
・山梨　75%（※1）
・佐賀　50%（※2）

今日の関東周辺は、日本海側を通過した低気圧・前線の影響で強い南西の風が吹き、気温も上昇。花粉が飛びやすい条件になったと考えられます。
※1…前日と合わせた割合、今日だけだと100%報告1件
※2…前日データ（前日にシーズンイン）

ちなみに、昨日16日に飛散が本格化した関東南部(東京、千葉、神奈川、埼玉)で設置しているウェザーニューズオリジナル花粉観測機”ポールンロボ”の観測によると、200個以上(=非常に多い・赤い凡例)の花粉を観測したポールンロボが全体の約6割にのぼりました。これは今シーズンで1番多い飛散数となります。

ウェザーニュースでは、以下の条件を満たした時、花粉シーズンインしたと判断しています。

◆花粉シーズンイン
各都道府県の花粉観測器ポールンロボのうち、花粉を10個以上観測したものが3割以上ある日が2日以上ある

◆花粉本格シーズンイン
周辺で3割以上のポールンロボが花粉30個以上観測した日

※かつ、皆さんに症状が現れている

週末は寒さが戻り、飛散は少なめとなる予想。18日(土)は花粉シーズンインする可能性は低めと見ています。

ただし、20日(月)は日本海側を低気圧が通過し、全国的に今日以上に風が強まるため、今まだシーズンに入っていない近畿や東海、中国四国などでも、シーズンインの可能性あり。花粉飛散エリアが拡大する見通しです。

その後は低気圧が周期的に通過。気温もアップダウンが激しく、花粉飛散が多くなる日・少ない日が交互にやってきます。
2月いっぱいは気温が低めの日が多く、低気圧の影響を受けて雨が降る日も多い予想。近畿や山陽などは一時的に気温が上がると飛散開始の可能性がありますが、西・東日本各地の本格化やピークは3月になってからのところが多くなる予想です。

ウェザーニュースでは、会員の皆さんと花粉飛散を追う「花粉プロジェクト」を進めています。プロジェクトで解析したデータは、花粉Ch.で公開中です！

花粉Ch.では、飛散の予想・実況はもちろん、毎日の花粉予想をお知らせする花粉対策infoなど、様々なコンテンツを展開しています。ツライ花粉の時期、ぜひご活用ください。