星空に月火金トリオ
細い月が少しずつ太りながら…
2月17日に最大光度を迎えた金星は、まだまだ大変明るく輝きます。3月上旬~中旬、日の入り後の西の低い空で輝き、目線を左上にずらせば、火星の姿も見つけることができます。
2月28日(火)~3月2日(木)にかけて、細い月が金星と火星の近くを通過。
3月1日(水)には、明るい金星と細い月、そして赤く輝く火星が少し離れて並ぶようすを楽しめます。
金星と火星は、出会えたことが嬉しくて夜空で宴でも開いているのでしょうか?
この時期の月は、日々位置を変えながら少しずつ太っていく様子が見てとれます。
2月28日(火)~3月2日(木)にかけて、細い月が金星と火星の近くを通過。
3月1日(水)には、明るい金星と細い月、そして赤く輝く火星が少し離れて並ぶようすを楽しめます。
金星と火星は、出会えたことが嬉しくて夜空で宴でも開いているのでしょうか?
この時期の月は、日々位置を変えながら少しずつ太っていく様子が見てとれます。
後半にも月と火星が接近
30日の空に注目
1日(水)に月と金星との出会いを楽しんだ火星は、翌日2日(木)に月に最も接近します。
その後、月末に月が夕方の西の空に戻ってくると、再び月と火星のランデブーの観測チャンスが訪れます。
3月上旬の月と惑星たちの共演を見逃した方は、30日(木)の日の入り後の空に注目です。
その後、月末に月が夕方の西の空に戻ってくると、再び月と火星のランデブーの観測チャンスが訪れます。
3月上旬の月と惑星たちの共演を見逃した方は、30日(木)の日の入り後の空に注目です。
月面X(エックス)
5日夕方~夜に出現
上の月の画像をご覧ください。
黒く影になっている中で、アルファベットの”X”の形に浮き出ているところ、ここは「月面X」と呼ばれています。
”X”の正体は、月面にある隣接する3つのクレーターの外壁。この外壁が、アルファベットの”X”の形をしています。
※月面Xは肉眼では見られず、望遠鏡や望遠レンズ付きの一眼レフ等で捉えることができます。
”X”の形が見られるのは1時間程度。
”X”の一部が現れてから、”X”のまわりも照らされるまで、およそ3~4時間の間、変化を楽しむことができます。
◆今回月面Xが出現する時間
・出現ピーク時間 5日(日)19時30分頃
・出現時間 5日(日)19時~20時頃
・一部でも見える時間 5日(日)17時~21時頃
黒く影になっている中で、アルファベットの”X”の形に浮き出ているところ、ここは「月面X」と呼ばれています。
”X”の正体は、月面にある隣接する3つのクレーターの外壁。この外壁が、アルファベットの”X”の形をしています。
※月面Xは肉眼では見られず、望遠鏡や望遠レンズ付きの一眼レフ等で捉えることができます。
”X”の形が見られるのは1時間程度。
”X”の一部が現れてから、”X”のまわりも照らされるまで、およそ3~4時間の間、変化を楽しむことができます。
◆今回月面Xが出現する時間
・出現ピーク時間 5日(日)19時30分頃
・出現時間 5日(日)19時~20時頃
・一部でも見える時間 5日(日)17時~21時頃
月と木星の接近
14日夜~15日早朝の空に注目
14日(火)夜~15日(水)の明け方、満月を過ぎた月のすぐ左下では木星が輝きます。
木星のさらに左下には、おとめ座の1等星スピカも少し控えめに輝きを放っています。
木星のさらに左下には、おとめ座の1等星スピカも少し控えめに輝きを放っています。
月と土星の接近
21日明け方の空に注目
木星に近づいた月は、さらに細くなりながら、空に昇る位置を東へ移らせていきます。そして、19日(日)にはさそり座の1等星アンタレスに接近し、20日(月)・21日(火)には土星に接近します。
最接近する日だけでなく、変化する月の位置と形を、日を追って楽しむのもおすすめです。
最接近する日だけでなく、変化する月の位置と形を、日を追って楽しむのもおすすめです。
水星が見頃!
29日の夕方の空に注目
水星は、普段は高度が低く見つけづらい惑星です。ところが、3月下旬~4月上旬は高度が上がり、観測チャンスを迎えます!
特に29日(水)には、水星は月のすぐ右上にあります。
この頃の月は大変細いため、月を見つけることは普段より難しくなりますが、月を目印にして水星を探すことができる絶好のチャンスです!
日の入り30分~1時間後くらいの時間、西側にさえぎるもののない場所で、地平線の近くを探してみてください。
特に29日(水)には、水星は月のすぐ右上にあります。
この頃の月は大変細いため、月を見つけることは普段より難しくなりますが、月を目印にして水星を探すことができる絶好のチャンスです!
日の入り30分~1時間後くらいの時間、西側にさえぎるもののない場所で、地平線の近くを探してみてください。
参考資料など
【参考・参照元】
『天文年鑑(2017)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ(2017年3月)』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
月世界への招待「月面X」https://mo.atz.jp/LunarX/
『天文年鑑(2017)』誠文堂新光社
『月刊星ナビ(2017年3月)』アストロアーツ
国立天文台「ほしぞら情報」https://www.nao.ac.jp/astro/sky/
月世界への招待「月面X」https://mo.atz.jp/LunarX/