ウェザーニュースでは今回「咲いている」「咲きそう」「咲いていない」「梅がない」の4択で伺いました。

その中で「咲いている」と回答した方の情報をマップにプロットし、前回1月17日のサイトの結果を比較したのが上の図です。

西・東日本では前回はまだ報告がなかったエリアでも「咲いている」報告が増え、まさに梅の見頃の季節が到来していることがわかりますね。

そして東北南部や北陸でも報告が増えてきました、梅前線はゆっくり、ゆっくりと北上中です。(梅雨前線とは間違えないようにしてください)

九州や四国では、冬の１月のうちからウメが開花し、サクラが開花するのはずっと遅れて３月になります。
しかし、その差は北の地方へ行くほど小さくなり、札幌では梅と桜はほとんど同時に咲くのです。

これは、梅と桜の開花のメカニズムがちがうことが原因です。

梅は開花するときの気温に南北でさほど差がないのに対し、桜は北へ行くほど低い気温でも開花する傾向があります。
また、桜開花前線の北上するスピードが速いため、北海道では桜前線が梅の開花前線に追いついてしまうという訳です。

「早春」を思わせる梅ですが、北日本では「春本番」を感じる花となるのですね。