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プラントハンターが語る植物

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2016/10/02 19:51 ウェザーニュース

本日、ウェザーニュースの24時間放送SOLiVE24に、プラントハンター西畠清順さんが登場。植物の楽しみ方などをお話いただきました。

プラントハンターって?

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プラントハンター(英: Plant hunter)とは、主に17世紀から20世紀中期にかけてヨーロッパで活躍した職業で、食料・香料・薬・繊維等に利用される有用植物や、観賞用植物の新種を求め世界中を探検・冒険する人のことで、現在でも存在する。(wikipediaより)

そんな人が日本に…いるんです!

西畠清順さん

1980年、兵庫県川西市生まれ。幕末より150年続く花と植木の卸問屋“花宇”の5代目。世界各国を旅して希少な植物を探し出すプラントハンターとして大活躍。高校卒業後、オーストラリアに留学。キナバル山で世界最大の食虫植物と出会い、植物の魅力にのめり込む。以来、世界数十カ国を旅して収集・生産している植物は数千種類にのぼる。

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2012年1月に“そら植物園”を立ち上げ、ひとの心に植物を植える活動をスタート。植物を用いたいろいろなプロジェクトを各地で展開し反響を呼んでいる。

プラントハンターが語る

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紅葉

「紅葉する種類は?」と聞かれ、多くの人はモミジを思い浮かべるでしょう。和歌などでも「春はサクラ、秋はモミジ」が季語として使用されたり、モミジは「紅葉」と漢字変換されたりと、イメージしやすいところかと思います。
ほかにも、イチョウやナンキンハゼ、ウルシ、ナナカマド、意外な所ではサクラも紅葉が綺麗な植物です。特にナナカマドは(紅葉の色づきが早い)高い山に生息し、同時期に実を付けるなど、楽しみの多い木です。
一押しのスポットは、出身の兵庫からほど近い「大阪・箕面の滝」です。もう気絶するほど(!)綺麗ですねw
クマさん

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クリスマス

クリスマスと言えば、日本では「モミの木」をイメージする方が多いですよね。でも、本場(?)西洋では、実は「トウヒ(唐檜)の木」などが対象なんです。
そもそもクリスマスに飾る木は樹木信仰にまつわるもの。そのため冬も葉を残す常緑樹であるトウヒなどが使われていたんですが、それが日本ではモミの木が使われ、最近ではプラスチックになり、飾り付けられ・・と、プラントハンターとしてはちょっと複雑な気分ですw(※諸説あります)

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季節

海外には雨季・乾季しか無い国や、一年中熱帯の国もある中で、日本には四季があってそれぞれ独特の天気や風景がありますよね。その四季から季語が生まれ、たくさんの植物も季語になっている。そんな風に、天気や植物と切り離せない四季が存在するから面白いと思います。

例えば、日本では「春は芽吹き、夏は茂り、秋は色づき、冬は眠る」というサイクルがありますが、同じ温帯圏でもオーストラリアではほとんどの木が落葉しない。そんな独特の季節感があります。
ほかにも、砂漠はずっと乾燥していますが、一雨降ったら(葉っぱが生えて)一気に景色が変わる。地中でずっと一雨を待っている。そんな世界もあるんです。

こんな話をしていると、明日の朝までかかってしまうww

ということで、語り尽くせない想いをお話いただきました。

今回は季節柄、秋・冬がメインとなりましたが、またご出演いただいた際は春・夏のことや、もっとマニアックなお話も聞ければと思います。
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