平成28年熊本地震
当時の被害と地震発生数
2016/08/31 19:34 ウェザーニュース
4月に熊本県・大分県では相次いで大きな地震が発生しました。当時の現地報告や地震発生数を記録しています。
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熊本県内で相次ぐ強い地震
この地震での観測情報
【本震】震度6強
16日(土)1:25発生
マグニチュード:7.3
【前震】震度7
14日(木)21:26発生
マグニチュード:6.5
4/14からの一連の地震より、北東側を震源とする余震が多くなっています。
M=7.3は阪神淡路大震災と同じ地震の規模です。社会環境は異なりますが、同様な被害のリスクがあります。
★非表示「今、必要なものは?」4/26
上のマップは、熊本のウェザーニュース会員に「今、1番必要なものは何ですか?」と毎日お聞きしている結果です。
25日18時〜26日13時までの間に、68人の方から回答いただいています。
19日から23日昼間までは「水・飲料」の回答が最も多く届いていましたが、23日18時〜24日18時の調査から「日用品」が「水・飲料」を上回り、全体の半数以上を占める結果となっています。
日用品で不足しているものとして、具体的に必要なものも回答いただいています。
・ウェットティッシュ、除菌シート、除菌スプレーなど
・洗濯用洗剤
・子供が遊べるもの
・ペット用品
・衛生用品
・水の要らないシャンプー
・カイロ
・ゴミ袋
など…
アニメーションでみる
熊本地震の回数と発生場所の遷移
マグニチュード|●2以下 ●3 ●4 ●5 ●6 ●7 ●7より大きい
広範囲で発生|熊本・阿蘇・大分と3つのエリアで頻発
4/14 21:26〜4/20 13:00に発生した地震について、場所と大きさをマップにプロット。地震の大きさが小さいものほど寒色で円が小さく、大きいものほど暖色で円を大きく表しています。
4/14のM6.5の地震の後しばらくは熊本地方で頻発していましたが、4/16のM7.3の地震をきっかけに、地震発生のエリアが熊本阿蘇地方から大分方面へ拡大。
その後は広範囲で地震が頻発している様子がわかります。4/19夕方以降は、熊本八代周辺が活発となり、全体の地震活動域の中で最も南のエリアでも地震が増えていました。
この記事のアニメーションは防災科学技術研究所のHi-netデータ(速報値)を利用しています。速報値なので、今後の解析で震源情報が更新されることがあります。
5/2までの地震発生数
2日(月)21時現在の地震回数(データ元:気象庁)
油断できない状況が続く
最近一週間くらいは震度1以上の回数が30~50回くらいであまり変化がありません。震度3以上に絞ると、ここ数日は1日数回程度と落ち着いているように見えます。過度な警戒を呼びかけるレベルではないものの、油断は出来ない状況が続いています。
気象庁は4/16 1:25に熊本で発生したM7.3の地震で、益城町・西原村で震度7を観測していたことを確認しました(速報値は震度6強で発表)。
益城町は4/14に続き2回、震度7を観測。同一地点で2回の震度7の観測は、震度7が設定されて以降、初めてのことです。
ウェザーニュースでは、現地の方向けに
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