台風接近前に確認を 家を守るための10のポイント
台風の影響が予想されている地域では、風や雨が強まる前に家の内外ともに備えを固めておく必要があります。留意しておくべき対策ポイントをまとめました。
【テレビアンテナ】
錆びたりゆるんだりしていないか。アンテナそのものに加え、屋根部材の劣化が破損の原因になることもあるので、周囲も含め確認しておく。
【雨戸やシャッター】
ちゃんと閉まるか点検補修を。窓が割れる原因は風よりもむしろ、飛ばされてきた物が当たること。衝突予防のためには、雨戸やシャッターが確実に閉められるようにする必要がある。台風接近時は昼間でも雨戸やシャッターを閉める。
【雨戸やシャッターのない窓】
雨戸やシャッターがない窓では割れたガラスの飛散防止のためにカーテンを閉めたり、窓に飛散防止フィルムを張ったりする。飛散防止フィルムがない場合は、養生テープや段ボールを使って補強するのも飛散防止に役立つ。ひび割れやがたつきはないかも確認。割れてしまうと室内は雨で濡れ、吹き込む強風で物が飛び散るなど、大変なことに。
【物干し竿】
飛ばされないように下に降ろしたり家の中に片づけておく。結束バンドなどが劣化している可能性もあるので、効果を過信しないように。
【庭木】
飛ばされたり倒れたりしないように固定する。平均風速が20m/sを超えると細い木の幹が折れたり、根の張っていない木が倒れたりし始める。
【植木鉢】
強風で飛ばされる心配があるので家の中へ。大きな鉢も新聞紙を鉢土の表面に詰めるように入れて覆い、枝葉全体を不織布で覆ってひもで縛って横に倒し、両脇をれんがなどで支える。
【屋根瓦やトタン】
めくれたり壊れたりしていないか確認。とくに瓦ははがれやすく重いため、二次被害の危険性が高くなる。瓦同士にずれはないか、屋根の棟鈑金が浮いていないかもチェックポイント。
【雨どい】
枯葉や砂が詰まっていないか確認。1階よりも2階のほうが風雨が当たりやすいため破損の可能性が高いが、自分で補修するのは危険も伴います。不安な場合は早めに業者へ相談を。
【プロパンガス】
固定されているか確認。洪水による流出など、大きな被害が予想されるときは、容器バルブを時計回り(右)に回し、閉めておく。
支障が見つかった場合は、すぐに補修しておきましょう。