暴風への5つの備え 対策は明るいうちに

台風や急発達した低気圧が接近する際は、暴風が吹き荒れ、窓ガラスが割れるなどの被害や停電の発生するリスクが高くなります。

そこで、過去の台風や暴風雪の経験などを踏まえ、明るい時間に備えておくべき5つのポイントをまとめました。

暴風に対する備え

窓ガラスの保護/補強

窓ガラスに雨戸やシャッターがあれば、閉めるようにしてください。シャッターがない場合、強風で飛ばされたものが窓を突き破る危険があれば、窓ガラスが割れたときに破片が飛び散るのを防ぐために、内側からガムテープをタテ、ヨコ、ナナメに貼ります。さらに、カーテンを閉めておくと飛散防止に効果的です。

ベランダに洗濯機を置いている場合は、洗濯槽に水をいっぱいに溜めるなどして風に飛ばされないようにし、ふたやコード、ホースはガムテープなどで本体に固定します。また、ベランダや庭で植木鉢や物干し竿、レジャー用品など飛ばされそうなものは室内に収納しておきましょう。

屋外の自転車もカバーをかけていると強風で飛ばされたり倒されたりすることがあるので、外しておき、あらかじめ倒しておきます。郵便受けは一時的にガムテープでふさいでおくと良さそうです。

停電に対する備え

みのむしあいちさん

停電や断水などライフラインが途絶えたときのことを想定した備えも大切です。

光源(懐中電灯など)の確保

被害の状況によっては復旧まで時間を要する可能性もあり、夜以降も電気が使えない場合があります。停電による不便を少しでも解消するために、まずは懐中電灯などの光源を確保、ちゃんと電源がつくか確認しておきましょう。

懐中電灯の上に水を入れたペットボトルを乗せれば、光が乱反射して周りを照らすことができます。

食料などの確保

暴風時は基本は外出できませんし、その後に大雪となれば外出出来ない期間が長引くおそれもあります。

さらに、停電となれば近くのコンビニやスーパーなども営業できない可能性があります。万が一のために保存が効く食料(インスタントやレトルト、缶詰など)を確保しておくことをおすすめします。

合わせて、暖房が使えなくなる事を踏まえ、使い捨てカイロなども購入しておくと安心です。ただし、多くの人に物資が行き渡るよう、不要な買い占めは控えてください。

スマートフォンの予備バッテリー

通信・連絡手段の命綱となるスマートフォン。充電ができなくなったときに、バッテリー節約をするのはもちろんですが、予備バッテリーを持っておくとより使用できる時間が確保できます。電池などは消耗品のため、実際に使えるかどうかを事前に確認するようにしてください。

浴槽やバケツなどに水をためておく

ライフラインが止まった場合、電気やガスは蓄えておけませんが、水はためておけます。断水に備えて、浴槽やバケツなどに水をためておけば、トイレにも使えます。

暗くなると対策できることも限られていきますので、どのタイミングで台風や暴風雪などの影響が出てくるのかを事前に確認し、早いうちに備えをしておくようにしてください。