右側は要注意!?台風に伴う雨と風の特徴
夏〜秋にかけて台風が多く発生する時期となりますが、台風が発生した時は、進路以外にも注目してもらいたいポイントがあるのです。
夏〜秋にかけて台風が多く発生する時期となりますが、台風が発生した時は、進路以外にも注目してもらいたいポイントがあるのです。
台風は、進行方向に向かって右側が特に危険と言われています。
そのため、自分が住んでいる地域が台風の右側にあるのか、左側にあるのかで、被害の大きさも異なってきます。
ではなぜ、台風の右側は危険なのでしょう。
進行方向に向かって右側は風が強くなると言われています。
その理由は上の図の通り。
右側は、台風を動かす風の向きと中心に向かって吹き込む風の向きが一緒になり、風の勢力が増してしまいます。
一方、左側は台風を動かす風の向きと、中心に向かって吹き込む風の向きが異なるため、互いに打ち消し合い、勢力は右側ほど強くはありません。
台風は、風だけでなく強い雨ももたらしますが、雨も右側で強くなる傾向にあると言われています。
先程も少し説明しましたが、台風は中心に向かって反時計回りに風が吹き込んでいます。
つまり、中心に向かって海からの暖かく湿った空気を取り込んでいることになります。すると積乱雲が次々に発生・発達し、激しい雨を降らせるのです。
台風が多く発生する時期は、進路とともに自分が住んでいる地域は台風の右側・左側どちらに位置するのか、という部分にも注目し、早めに対策を行うことも必要です。
【参照・参考元】
気象庁「台風に伴う風の特性」http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/typhoon/2-1.html