霰(あられ)と雹(ひょう) その違いと危険性

春から秋に上空に強い寒気が流れ込むと、大気の状態が不安定になり、激しい雨や雷とともに「あられ」や「ひょう」が降ることがあります。

この「あられ」と「ひょう」は何が違うのでしょうか。

霰(あられ)と雹(ひょう)の違いは大きさ

あられとひょうは何で区別されているのかというと、ズバリ「大きさ」です。

氷の粒の直径が5mm未満のものが「あられ」と呼ばれ、直径が5mm以上のものを「ひょう」と呼んでいます。

どうやってできるの?

あられやひょうは、発達した積乱雲の中で作られます。
最初は小さな氷の結晶ですが、積乱雲の中で入り乱れている強い上昇気流と下降気流によって上下運動を繰り返し、雲の中にある細かい水や氷の粒が付着することで、氷の結晶は大きくなります。

これが繰り返されて、ある程度の大きさになると、上昇気流よりも落ちる速度の方が大きくなり、氷の粒のまま、地表に降り落ちてくるのです。

あられも積もるとスリップ注意

小さな氷の結晶から、氷の塊と化したあられやひょうは、大きければ大きいほど、その落下速度も速くなります。

上の図は大きさごとに変わるあられやひょうの落下速度を表したものです。直径50mm(5cm)ともなると、落下速度はなんと時速100kmを超えます。ひょうの大きさによっては車が破損したり、大きな怪我につながることもあるので、注意が必要です。

大きいひょうは時速100km以上の速度で落下

ひょうよりも粒の小さいあられなら、危険がないというわけではありません。

あられも地面に積もってしまうと、非常に滑りやすくなります。例えて言うなら、ビー玉やパチンコ玉の上を歩いたり、車で運転したりするようなものです。

粒の小さいあられでも油断せず、安全なところで待機できるときは無理に移動しないで、収まるのを待つようにしてください。