ラニーニャ現象時の特徴が明瞭に
(エルニーニョ監視速報)
現時点では「平常」の状態
10月のエルニーニョ監視海域の海面水温の基準値からの差は−0.4℃で、基準値に近い値となりました。また、エルニーニョ/ラニーニャ現象発生の判断に使用している5か月移動平均値の8月の値は-0.3℃で、基準値に近い値でした。
太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高い一方、中部から東部では平年より低く、東部での低温傾向が強まりました。
太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は熱帯季節内振動の影響もあり、平年よりも強くなりました。
このような大気と海洋の状態は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態とみられますが、ラニーニャ現象時の特徴が明瞭になりつつあることを示しています。
太平洋赤道域の海面水温は西部で平年より高い一方、中部から東部では平年より低く、東部での低温傾向が強まりました。
太平洋赤道域の日付変更線付近の対流活動は平年より不活発で、中部太平洋赤道域の大気下層の東風(貿易風)は熱帯季節内振動の影響もあり、平年よりも強くなりました。
このような大気と海洋の状態は、エルニーニョ現象もラニーニャ現象も発生していない平常の状態とみられますが、ラニーニャ現象時の特徴が明瞭になりつつあることを示しています。
ラニーニャ現象発生の確率は40%
今冬の気温は平年並みになる予想
11月は寒気の影響が弱いため、日本の平均気温は東日本や西日本、南西諸島で平年より高く、北日本で平年並か高い予想です。
ただ、段々とラニーニャ現象時の特徴が明瞭になります。12月以降は上空の偏西風が中国付近では北に、日本付近ではやや南に蛇行し、シベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強く、アリューシャン低気圧は西側で強くなる見込みです。
このため、今冬の気温は全国的にほぼ平年並になるとみられます。
» この先3か月の長期予報
ただ、段々とラニーニャ現象時の特徴が明瞭になります。12月以降は上空の偏西風が中国付近では北に、日本付近ではやや南に蛇行し、シベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強く、アリューシャン低気圧は西側で強くなる見込みです。
このため、今冬の気温は全国的にほぼ平年並になるとみられます。
» この先3か月の長期予報
出典
気象庁
お天気ニュース
各エリアの天気予報
アクセスランキング
アメダスランキング
気温
降水量
風
湿度
順位
地点
観測値
警報・注意報の履歴
お天気ニュース
- 天気メニュー
- 防災・減災メニュー
- 自然・季節・レジャー情報
- 便利なメニュー