減災調査2015

ネットの意識編

4年前の東日本大震災発生後、ネット上での災害情報の伝わり方や信頼性、価値が良くも悪くも話題にのぼりました。
現在に至るまで、スマートフォンとそのアプリケーションのさらなる普及によって、様々な形で情報共有ができるようになりました。ウェザーリポートもその一つです。

では、実際の災害時、人々はどの情報に頼るのか。聞いてみた結果が下のグラフになります。

グラフ

・メディアの使い方は変わっていない
60%近くの人がテレビやラジオの情報をまず頼る、という結果になりました。
一方でネットなどでの情報を頼るのは30%、SNSに至ってはたった5%にとどまりました。何かあったら、まずはテレビ・ラジオを付けるという習慣をもっている人が多いということになります。

視点を変えて、災害時にSNSを使って、実際に情報共有(発信)をした事があるかどうか、聞いてみた結果が下のグラフになります。

グラフ

・災害時のネット発信は5人に1人
上記の質問の『SNSを利用していない』という割合は2割弱。つまり8割の方はSNSを利用していることになります。年代関係なくほぼ同じ割合なので、老若男女問わずSNSは普及しているようです。
ただ、本題である、『災害時に情報共有をしたことがあるか』という問いに対しては、「ある」と答えた人は全体の2割弱、5人に1人にとどまりました。
上記までの結果では、やはりネットの情報は災害時に有効活用されていないという実態が浮き彫りになっています。

では意識的にどう思っているのか。いざという時、「被害がある」「被害がない」といった情報をSNSに共有することが減災、すなわち被害軽減につながると思うのか、実際の意識を聞いてみました。

グラフ

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結果はなんと約7割の人たちが、ネットへの情報共有は被害軽減につながると回答。
前の質問の『災害時に情報共有をしたことがあるか』で、経験がある・ないに関わらず高い割合でつながると思っている人が多い結果となりました。
また、そう思う理由に関してみなさんのコメントをまとめると、それぞれ以下の3つのポイントに集約されます。

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注目すべきは多くの人が情報の「受け手」としての意見を述べているという点です。
情報を発信する側としては消極的(または災害経験が無い)ではあるものの、受信する側としてはいざという時にネット上の情報が被害軽減に有効だと考えている人が多いという事になります。
さらにSNSの管理者や、ネットメディアなど情報の「場」がしっかりとしていれば、ネット上での災害状況の情報共有も積極的におこなえる可能性はある、といえそうです。