四国

飛散量は2016年の2.9~4.4倍
ヒノキ花粉が一度に大量飛散

四国のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、2016年の2.9~4.4倍となり、2014年以来、3年ぶりに平年並の飛散量となりました。さらに、症状がつらいと感じた方も増え、飛散量が少なかった過去2年間に比べてつらいシーズンだったようです。
このように飛散量が増えたのは、2016年夏に晴れて暑い日が多かった(特に8月は猛暑)ことと、“表年”が重なったことで、スギ・ヒノキの雄花が多く作られたことが要因と考えられます。

花粉シーズンは、寒さが緩んだ2月中旬から始まりました。スギ花粉は3月上~中旬をピークに4月上旬まで飛び、2016年より飛散量全体が多かったこと、この時期の気温が2016年より低めだったことにより本格的なスギ花粉飛散の期間が長引きました。

4月になるとヒノキ花粉が増え始め、4月上~中旬にピークを迎えました。この時期は雨が降る日が多かったため、花粉の飛散が少ない日もあった一方で、天気が回復してくると一気に飛散量が増えて、1日あたりの飛散量が非常に多い日もありました。

※表年:花粉飛散量が少ない年の翌年で、飛散量が多くなりやすい年
※裏年:花粉飛散量が多い年の翌年で、飛散量が少なくなりやすい年