山陰

飛散量は2016年の2.3~3.2倍
4月上旬はスギ・ヒノキ花粉のWパンチ

山陰のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、平年の0.6~0.7倍、2016年の2.3~3.2倍となりました。平年より飛散量は少なかったものの、2016年より飛散量が増えたのは、2016年夏(特に8月)に晴れて暑い日が多かったことと、“表年”が重なったことで、スギ・ヒノキの雄花が多く作られたことが要因と考えられます。

花粉シーズンは、寒さが緩んだ2月20日前後から始まりました。スギ花粉は3月上~中旬をピークに4月上旬まで飛び、この時期の気温が2016年より低めだったことにより本格的なスギ花粉飛散の期間が長引きました。

4月になるとヒノキ花粉が増え始め、4月上~中旬にピークを迎えました。この時期は雨が降る日が度々あり、花粉の飛散が少ない日もあった一方で、天気が回復してくると一気に飛散量が増えて、1日あたりの飛散量が多い日もありました。

※表年:花粉飛散量が少ない年の翌年で、飛散量が多くなりやすい年
※裏年:花粉飛散量が多い年の翌年で、飛散量が少なくなりやすい年