北陸甲信北部

飛散量は2016年の1.9~4.3倍
ピークは3月中旬~4月上旬

北陸・甲信北部の2017年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、平年の0.6~0.9倍、2016年の1.9~4.3倍となりました。“表年”だったことと、2016年の夏(特に8月)は福井県など西のエリアを中心に晴れて暑くなったことが影響したと考えられます。
ただ、症状は2016年と同程度か、やや軽く感じられた方が多かったようです。

2月後半になると次第に寒さが緩む日が増えて、下旬から各地で花粉シーズンが始まり、その後間もなく本格的な花粉シーズンが始まりました。
スギ花粉のピークは3月中旬~4月上旬にかけて、増減を繰り返しながら飛散しました(福井県や石川県など西のエリアほどピークは早く、長野県や新潟県など東のエリアや、標高の高い所ほどピークが遅い傾向)。

また、3月の気温が2016年よりも低かったため、ピーク時期がやや遅くなりました(2016年は3月上~中旬)。ヒノキ花粉は、もともと北陸は飛散量が少ないエリアではありますが、4月中旬をピークに多く飛散した日もありました。

※表年:花粉飛散量が少ない年の翌年で、飛散量が多くなりやすい年
※裏年:花粉飛散量が多い年の翌年で、飛散量が少なくなりやすい年