北海道

飛散量は2016年の約2.7倍
症状もつらいシーズンに

北海道のシラカバ花粉の飛散量は、平年の1.4倍、2016年の2.7倍となり、症状もつらく感じた方が多かったようです。2016年の夏は、道東は台風の影響で曇りや雨の日が多くなりましたが、その他では晴れて暑い夏になりました。

もともと、シラカバ花粉は道央や道北で飛散量が多い傾向があり、このエリアで夏に雄花の生育に適した天候だったため、2017年の花粉飛散量は平年・2016年を上回る結果となったと考えられます。

花粉シーズンの開始は2016年よりもやや遅くなりましたが、4月終わり頃になると札幌市で20℃に達するなど季節はずれの暖かさが到来して、シラカバ花粉が飛び始めました。その後、GW後半~5月中旬にかけて度々暖かい空気が流れ込んで気温が上がり、道内でも夏日、真夏日になる所もありました。
このように、晴れて気温が上がった日にシラカバ花粉の飛散量が急増してピークとなりました。