そらびとsorabitoインタビュー(3)
絶景プロデューサーに聞いた!! お天気と絶景は“恋人”!?
絶景プロデューサー
詩歩(しほ)さん
撮影/晴山順平
70万人以上の「いいね!」を獲得しているFacebookページ『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』のプロデューサー詩歩さん。「世界中を鳥のように駆け巡って、美しい景色をこの目で見たい」という詩歩さんに天気にまつわる絶景のエピソードや絶景旅のコツを聞きました。
エチオピアの絶景!
──最近は、どちらを訪れましたか?
5月の連休を利用してエチオピアに9日間、行ってきました。今回、訪れたのはエチオピア北部にある標高3000mに位置する世界遺産「ラリベラの岩窟教会群」。それと、「世界で最も苛酷な場所」といわれているダナキル砂漠です。
ダナキル砂漠は電波も届かないような場所なのですが、そこで3日間、キャンプをしながら過ごしました。『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』でも紹介していますが、大地は硫黄や塩分の影響で黄緑色! なんともいえない絶景が広がっていました。
──なぜ、「世界で最も苛酷な場所」なのですか?
ダナキル砂漠はエチオピアのほかにエリトリアやジブチ、ソマリアにまたがって存在している、地球上で最も気温が高い地域の代表格。3月から9月にかけては平均気温が約50℃に達するとか。私が訪れたときも40℃もあったのですが、それに比べれば「40℃でラッキーだったね」と(笑)。
海抜が低いという土地の特徴もあり、最も低いところではマイナス150m以上にもなるといわれています。ひたすら暑いので、空気がかすみ、遠くがどんより見えるのも不思議な光景でした。子どもの頃から歴史が好きだった私にとって、エチオピアは行きたかった場所の一つ。念願がかなった旅でした。
──詩歩さんは、「歴女」だったのですか?
といっても、一般的な歴史好きの人に多い「戦国時代に詳しい」「武将マニア」ではなく、もっとはるか昔の「古代」が好きだったんです。
たとえばエチオピアは、300万年以上前に二足歩行していた人類の祖先、アウストラロピテクスの化石人骨「ルーシー」が発見された場所。300万年以上前から人々が暮らしていた場所を訪れ、同じ土地に自分の足で立ち、「その頃の世界って、どんな感じだったんだろうな」とあれこれ想像するのは、まさに時空を超えた体験です。
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