さる10月8日未明、阿蘇山が噴火した。突然の噴火のようだが、その兆候はあった。なぜ噴火予知ができなかったのか。4月から続いている熊本地震と噴火の関係はどうなのか。
観測史上、最高の噴煙
噴火から8時間後の阿蘇山(2016.10.8)
(写真:時事)
噴煙は1万1000mに達した
10月8日午前1時46分、阿蘇山(熊本県阿蘇市)が大規模噴火を起こした。阿蘇市などでは爆音が鳴り響き、火山灰が大粒の雨のように降り注ぎ、噴石が住宅の屋根を叩いた。さらに噴火の影響と思われる停電が数万戸で発生した。
夜間のため望遠カメラでは確認できなかったが、気象衛星「ひまわり」やレーダーでは噴煙が高度1万1000mまで立ち上るのを確認、噴煙は観測史上最高を記録し、降灰は西風に乗って四国・中国地方に達した…
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