人気!気象予報士 初耳インタビュー(5)

テレ朝『グッド!モーニング』の人気お天気キャスター登場!!

気象予報士
依田司(よだつかさ)さん
撮影/晴山順平
依田司(よだつかさ)さん
情報番組『グッド!モーニング』(テレビ朝日系)では、お天気を伝える朝の顔として幅広い世代から人気を集める依田司さん。生放送にまつわるマル秘エピソードからオフの時間の活動まで、その素顔に迫る!

生放送にまつわる知られざるエピソード

──テレビで仕事をするようになって今年で19年目。『グッド!モーニング』お天気ナビゲーターとして今年で6年目。毎日、早朝から全国各地に行って生中継をするのは、やはり大変ですか?
毎日、決まったことをやるわけではない分、難しさもありますが、それを上回る面白さもあります。
難しい点としては、朝の情報番組ならではの流動性に対応する力が求められることでしょうか。番組は、その日のニュースや流れにより、それぞれのコーナーの時間配分が変わります。自分のコーナーが始まってからでも、途中で「1分、まいて(=縮める)」「1分、おして(=伸ばす)」と、スタッフから指示が飛んでくることも日常茶飯事。
その指示に沿って随時、これまでの経験で培った感覚を頼りに対応しながら、必要な情報をしっかりと盛り込んでいくのが私の仕事。だからこそ、やりがいもあり、面白さも感じています。
道後温泉での撮影風景
道後温泉での撮影風景
──生放送ならではのハプニングもありますか?
もちろん、あります(笑)。いつも中継先となる場所には、スタッフが事前に連絡を取り、撮影許可を得るなどの準備をしてもらっています。ところが、ある朝、中継先の施設に到着しても、先方の担当者が誰も来ていなかったんです。
お天気情報とともに、施設の中を紹介する予定だったのに、施設自体が開いていない。しかも、朝早すぎて先方に電話をしても出てもらえないという。あとになって、スタッフと先方の連絡の行き違いにより、撮影の日にちが間違って伝わっていたことが判明したのですが、とにかくあのときは焦りましたね。
結局、その施設に入ることはできないまま。幸い、その施設の近くに茅葺(かやぶき)屋根の民家があったので、施設を紹介する代わりに、茅葺屋根の美しさについてレポートしました。