人気!気象予報士 初耳インタビュー(3)

初登場! 美人タレント気象予報士

気象予報士・防災士
穂川果音(ほかわかのん)さん
撮影/晴山順平
穂川果音(ほかわかのん)さん
今年4月から、SOLiVE24に登場している、ウェザーニュースキャスター唯一の気象予報士・穂川果音さん。周りの空気を一気に明るくさせてしまうポジティブな人柄の裏には、ひたむきな努力が隠されていた。人気急上昇中の彼女の魅力にせまった!
〈出演番組〉
AbemaTV『Abema Prime』月〜金曜日/20:00〜21:50
J:com市川浦安『デイリーニュース』金曜日/17:40〜18:00
ウェザーニュース『SOLiVE イブニング』土曜日/18:00〜20:00
ウェザーニュース『SOLiVE サンセット』日曜日/15:00〜18:00

モデルからの異色の転身!

──気象予報士になったきっかけをお話しください。
高校1年生の頃、ティーン向けのファッション雑誌の専属モデルとしてデビューし、よく早朝ロケの撮影をしていました。ロケ撮影では、カメラマンの方が露出計で光量を測るんです。「あと10秒くらいで太陽出るよー!」なんて言いながら雲の動きを予測しているのを見て、雲の動きや天気を自分で予測できるようになったらかっこいいなと思ったのがきっかけです。
モデルから気象予報士に転身!
モデルから気象予報士に転身!
雑誌ではできない、言葉で伝える仕事ができたらいいなという思いもあって、“お天気お姉さん”になりたいと思うようになりました。
ところが、“お天気お姉さん”になっても、自分で天気を予測できるわけではなく、気象予報士がその業務を担うことを知りました。長く仕事を続けていくためにも、手に職をつけたいという思いも強かったので、気象予報士を目指すようになりました。
──何年ほどで取得しましたか?
勉強を始めてから2年で合格しました。
資格を目指したのが20歳のときです。それまでずっとモデル活動を続けていましたが、体型維持がとても大変だったんです。当時は今より10kg痩せていました。勉強しながら体型も維持するのはとても難しいと思い、芸能活動はいったん辞めて、事務職の仕事に就きました。
それでもモデル体型は健在!
それでもモデル体型は健在!
平日の9時から18時まで仕事をして、残りの時間を勉強にあてるスケジュール。モデル時代は早朝集合が多く、深夜まで仕事をしていたこともあったのですが、OL時代は仕事前後の決められた時間にカフェで勉強するという環境だったので集中して取り組めました。
──気象予報士を目指す人に何かアドバイスはありますか?
『一般気象学』(小倉義光著、東京大学出版会)という本を読めばほとんどの内容が載っています。私はこの本を教科書にしていました。あとは、効率よく問題集を解いていくことです。そして試験1週間前、最後にもう一度『一般気象学』を読みました。これがすんなり読めれば、理解できているかどうかのバロメーターになるんです。
私が受けたときの合格率は3%。どうしても、難しいというイメージを持たれる方が多いと思いますが、勉強のコツさえつかめば乗り越えられるんじゃないかなと思います。
最初は、「もうやだ、やめたいー!」と何度も諦めそうになりながら、蕁麻疹が出ながらも勉強していました。落ちたらもう後戻りできないと、プレッシャーをかけてがんばっていました。
ウェザーニューズのデスクにて本番前の準備
ウェザーニューズのデスクにて本番前の準備