そろそろ梅雨を迎える地域も多いでしょう。梅雨に似合う花といえばアジサイ。雨に濡れた色とりどりの花は鮮やかに映えます。そのアジサイにはいくつもの秘密が。さあ、アジサイの魅力を深める秘密とは?
秘密1 日本発が世界に広まる
原種はガクアジサイ
今や世界中に広がっているアジサイ。その原種は日本に自生する「ガクアジサイ」なのです。どのように伝わったかと言うと、かなり早い時期に中国へ伝わり、シルクロードを経てヨーロッパに入ったのが18世紀。そのヨーロッパで品種改良され、「東洋のバラ」と呼ばれるほどの人気を得たのです。
シーボルトの「オタクサ」
幕末に来日した医師で博物学者のシーボルト(1796〜1866年)はアジサイをヨーロッパに紹介したことで知られています。彼は日本人妻の楠本滝(くすもとたき)を「オタクさん」と呼んでいたようで、アジサイを「ハイドランジア・オタクサ」と命名しました。「ハイドランジア」とは「水の器」という意味。種子の入っているサヤが水の器に似ているからです。
しかし、すでにアジサイは18世紀に中国経由でヨーロッパに伝えられ、別の学名がついていたので学名としては却下。ですが、ヨーロッパでは、今もアジサイは「オタクサ」と通称されています。
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