正解:C. 日本の陸軍の将兵が使っていた「背嚢(はいのう)」

江戸末期に幕府がつくった洋式軍隊(幕府陸軍)が将兵の携行品を収納する装備品として、オランダからもたらされた背嚢(はいのう)を使用しましたが、これがランドセルのルーツとされます。帝国陸軍も下士官以下の歩兵が使いました。背嚢はオランダ語で「ランセル」といいますが、いつの間にか「ランドセル」になまったのだとか。
通学鞄としては1885(明治18)年に学習院初等科が導入したのが始まりとされます。ちなみに、詰襟の学生服は帝国陸軍の制服、女生徒のセーラー服は帝国海軍の制服がルーツで、学校は軍隊にまつわるものが今も使われているんですね。