人気!気象予報士 初耳インタビュー(1)

小倉さんの「アマタツー!」は、こうして生まれた

フジテレビ「とくダネ!」・気象予報士
天達武史(あまたつたけし)さん
撮影/晴山順平
天達武史(あまたつたけし)さん
インタビュアー:山岸愛梨(やまぎしあいり)
「とくダネ!」(フジテレビ系)のお天気コーナーでお馴染み、気象予報士・天達武史さん。ORICON STYLEの“好きなお天気キャスターランキング”では、2年連続首位を獲得し、不動の人気を誇っています。ウェザーニュースキャスター・山岸愛梨が、天達さんのおすすめスポット「東京港野鳥公園」で、園内を散策しながらお話をうかがってきました!

先の見えないフリーター生活

今回のインタビュアー・山岸キャスターと
今回のインタビュアー・山岸キャスターと
──対談のお話をいただいてから、天達さんのことばかり調べていました!
お手柔らかにお願いします(笑)。
──天達さんは珍しい経歴ですよね。気象予報士になろうとしたきっかけは?
20代はずっとファミリーレストランでアルバイトをしていました。海沿いのリゾート地にあるお店で、天気によってお客さんの入りが極端に変わるんです。好天日は雨の日の3倍のお客さんが入るので、毎日天気予報を見て食材を発注していました。
予報が外れると食材に過不足が出て上司に怒られます(笑)。自分で天気を予想できたら発注のリスク管理が楽になるかなと思ったのがきっかけでした。
アルバイト時代の天達さん(写真左)
アルバイト時代の天達さん(写真左)
──もともと仕事熱心なのですね。
というより、僕にはそれまで成功体験が一つもなかったんです。中高時代はずっと野球をしていましたが、チャンスが巡ってきても緊張して打てなくなるようなタイプでした。
専門学校を卒業後は、就職もできずにフリーター生活に突入。このままじゃ社会のゴミだなと、何の役にも立てない自分を悲観して死まで考えることもありました。周りはどんどん社会へ出て輝いているときに、自分だけ取り残されたという劣等感が大きかったんです。
何か人と違うことで成功したいと、そのきっかけを模索していました。気象予報士の資格は、当時は持っている人が少なかったので、すがるような思いで勉強を始めました。