あなたの町のお天気キャスター登場!

新潟市に雪が降らない2つの理由

新潟総合テレビ気象予報士
宮崎由衣子(みやざきゆいこ)さん
撮影/晴山順平
新潟総合テレビ・宮崎由衣子さん
今年4月から、NST新潟総合テレビで気象キャスターを務めている宮崎由衣子さん。気象キャスターになるまでに、変わった経歴を持つ彼女は、さまざまな顔を併せ持っていた。新潟の気候や風土に順応しながら、気象キャスターとしてハツラツとした毎日を送る日々にせまった!

医学部志望から、気象予報士に

──宮崎さんは、とても変わった経歴の持ち主のようですね。まずはそのお話をお聞かせください。
長崎の実家の病院を継ぐため、大学受験では医学部を目指して4浪……。元々は音大志望だったので、結局、関東の音大へ進学することになりました。
幼少期から音楽が好きだったと話す宮崎さん
幼少期から音楽が好きだったと話す宮崎さん
音大では、コンサート制作科でホール運営などの勉強をするなかで、ホールアナウンスをする機会がありました。そのときに周りから褒(ほ)められたことをきっかけに、自分の声でものを伝える仕事に興味を持ちました。大学4年次に声優養成所へ通い始めナレーションの勉強を開始。卒業後も、決まっていた内定を蹴って、そのまま養成所へ通い続けました。
NST新潟総合テレビのオフィス内
NST新潟総合テレビのオフィス内
養成所に通うなか、医大受験で勉強した理系科目の基礎を活かして気象予報士を目指してみようと考えました。親戚に気象台の予報官がいて、災害時にテレビなどで活躍する姿を見ていたことで、気象予報士になれば人の命を守ることができるかもしれないとの思いから、勉強を開始しました。

“三足”のわらじを履く生活

アルバイトをしながら養成所へ通いつつ、気象予報士スクールへも通うという、三足のわらじを履く掛け持ち生活が始まりました。資格勉強期間は2011年11月から2014年1月の2年3ヵ月。トータルで5回受験しています。
とても立派なNSTの社屋前にて
とても立派なNSTの社屋前にて
その後、予報士試験合格をきっかけに、昨年(2014年)の3月にウェザーマップに所属し、11月から今年3月までウェザーニューズへ赴任していました。そして、この4月からここNST新潟総合テレビの気象キャスターとして配属されました。