雨プロ2012 梅雨部

梅雨前半振り返り調査

ソラテナで見た雨日数とみんなの体感

ソラテナが感雨した雨日数を解析、また、梅雨部のみんなにこの梅雨前半の雨の量についてどう感じたのかを聞きました。

西で大雨、北で少雨
雨の日が一番多かったのは宮崎県
少なかったのは山形県
ソラテナで見た雨日数と県別ランキング

ソラテナが感雨した日を解析すると、梅雨前半の雨の降り方がよく見える結果になりました。

雨日数
雨の日多いランキング

単位:日

1位宮崎県21
2位鹿児島県20
熊本県20
大分県20
高知県20
6位福岡県19
7位愛媛県18
長崎県18
佐賀県18
徳島県18
雨の日少ないランキング

単位:日

1位 山形県9
2位 新潟県10
宮城県10
4位 北海道11
石川県11
秋田県11
福島県11
岩手県11
9位 長野県12
富山県12

雨の日が一番多かった宮崎で23日中21日も雨が降りましたが、雨の日が一番少なかった山形県では、23日中9日しか雨が降りませんでした。

サポーターが感じた雨の量

梅雨部のみんなには、梅雨前半の雨の量が「多い」「ふつう」「少ない」のうち、どう感じたかを聞きました。

梅雨前半の雨が少ない多いと感じた県
分析まとめ

■西と北で天気にメリハリ

雨が西日本で多く北日本で少ないという メリハリのある天気となりました。それは、梅雨前線は九州付近に停滞することが多かったため、前線に近い西日本、特に太平洋側で雨が多くなりました。
また関東では、雨日数をみると2日に1日は雨が降っていたにもかかわらず雨が少ないと感じている人が多くなっています。このことから、梅雨らしいしっかりとした雨が降っていないということが言えます。

■元台風5号の雨雲で大雨感

大雨を悩みとする割合が高かった県は、元台風5号の雨雲が通過したエリアにあたり、雨を多いと感じたエリアと一致しました。

■東北、少雨感で農作物が心配

今年はオホーツク海高気圧が発達して、北日本を覆う時期が多く、このため、太平洋側はやませが吹き、東風が山越えとなる日本海側、特に東北や北陸では雨が少なく晴れた日が多く、みんなの結果を見ても、雨が少ないと感じているエリアと一致しています。 また少雨の悩みを感じていたのは、米どころの東北や北陸に集中し、同時に、秋田や山形や岩手では、農作物を心配する割合が高くなっていました。これは、少雨を気にしてのことと推測されます。

■梅雨が無い北海道で「長雨」の悩み?

雨の日が少ないランキング4位の北海道が、梅雨のお悩みランキングを見ると長雨の悩みで、8位に浮上。これは、梅雨前半に道内各地で数日間曇りや雨が続いた期間があり、「エゾ梅雨」というワードが入ったリポートも多く届きました。この印象が強かったためと思われます。

雨日数の計算方法
10分ごとに雨を観測しているソラテナが、一度でも「感雨」した日の平均日数を算出しています。

梅雨前半は太平洋側に
雨が集中したみたい。