雨と気圧と体調を調査
【分析結果】
この調査は、1時間に1hPa気圧が下ったエリアを対象に行いました。
その結果、1時間に1hPa気圧が下ると、天気だけでなく体調や気分にも変化があると言えることがわかりました。
1時間に1hPa気圧が下った時、天気にはどのような変化があったのかを聞きました。
■気圧の低下と共に天気下り坂
調査は台風・前線が接近・通過していくというわかりやすい天気の時に行うことができました。そのため、回答者の5割が気圧の低下とともに天気が崩れていくという結果に。つまり、高い確率で気圧が下ると雨が降り出す、ということが言える結果となりました。
気圧が下り始めたら、雨が降り出すサイン、と思ってもいいみたいね。
1時間に1hPa気圧が下った時、体調にはどのような変化を感じていたのかを詳しく聞きました。
■約6割が体調に変化あり
全国で見ると「特になし」と答えたのが、36%。つまりそれ以外の3人に2人が気圧の変化で体調に変化を感じる、という結果になりました。
■気圧変化に弱いのは男性より女性
男女別でみると、体調の変化を「特になし」、と答えた割合は、男性49%に対し、女性は25%。男性よりも女性の方が、気圧の変化を受けやすいといえそうです。
また、女性は2人に1人が「だるい」と感じ、3人に1人が「頭痛」を感じているという結果になりました。
頭痛を感じた時には、気圧の変化がなかったかどうか気にしてみるものいいかもしれません。
■若者ほど鬱になりやすい!?
年代別でみると、「鬱っぽい」と答えたのは、10代が一番多く、年代が進むにつれて割合が少なくなってきました。この調査時は台風接近で調査対象地域で雨が降り出している天気だったという背景を考えると、まだまだ外で遊びたい盛りの若者にとっては、いっそう「雨の日=憂鬱」という構図が明確になるのかもしれません。
■60代男性ほど気圧変化に強い、一番気圧変化に弱いのは40代女性
気圧による変化なし、の回答をした人の割合を見ると、60代男性が59%と答え、気圧変化に強いと言え、反対に女性40代は23%となしました。これより、40代女性が一番気圧の変化を受けやすいと見られます。
■男性は若者ほど気圧変化に弱い
男性を分析すると、「頭痛」と答えたのは、60代・50代が10%以下であるのに対し、10代・20代は20%。「だるい」と答えたのは、 60代50代が30%前後であるのに対し、10代20代は40%前後。これより、 年代が若いほど、気圧変化に弱いと言えそうです。
一方、女性は「頭痛」は年代が若いほど割合が高まるが、「だるい」と答えた割合は、一番割合が少なくて10代の44%と、各年代とも高めの数字となっていることにも注目です。
■関節が痛むのは主に「60代女性」
関節が痛む、と答えた割合を見ると、60代女性の22%、つまり5人に1人がそう感じている、という結果になりました。気圧変化が大きくなりそうな時が分かったら、冷やさないようにするなど、予防をしておくのがよさそうですね。
体調管理は、気圧のチェックから始めるのもいいかも!
1時間に1hPa気圧が下った時、気分はどのような状態であったのかを聞きました。
■全国で2人に1人が気分変わる
1番気分に変化があるのは40代女性
「ふつう」と答えた割合を見ると、一番少なかったのは、40代女性で42%。ただ、全国で見ても、「ふつう」の割合は約5割。2人に1人が、気圧が下ると、気分に何かしらの変化があるとみられます。
特に、「天気が下り坂」の状態にあった今回は、「いい」よりも「悪い」という気分の割合が多く、雨の日は気分のよくない人が多いと言えそうです。
雨の日はあまり気分はよくないのかな。
楽しく過ごそうね!
今回の調査では、気圧の変化による体調や天気への変化が起こることをみんなと一緒に確認することができました。また、雨の日は気分が落ち込む傾向にある、ということも今回の結果から改めて言えそうです。雨の降る時は気圧の低下が起こり、体調に変化が起きやすく、また、メンタル面も弱くなりやすいと言えます。
梅雨は特に雨の日が多い季節。何かと体調に変化を感じる時間も多いかもしれません。どんな時に、自分はどんな症状が出やすいのか、体調管理のつもりで血圧チェックならぬ、気圧チェックをしてみてはいかがでしょうか。
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