雨の性質を調査する代表的なものに
があります。2つとも形状は似ていて、雨を少しだけ付けて、色の変化で性質を判断します。
■リトマス試験紙
酸性かそうでないかを判別します。青色のリトマス紙が赤色に変色すれば、酸性という事になります。
■pH試験紙
アルカリ~酸性までを測ることができ、リトマス紙より細かく調査することができます。水の性質はpH値という値で判別し、pH5.6以下が酸性雨です。
≪pH値≫
0... …7... …14
酸性←中性→アルカリ
今回、雨プロではpH3.4~6.4を測ることができるpH試験紙を使用します。pH値と色の変化との対応は、カラーチャートを参照して下さい。
※酸性雨はpH5.6以下の雨の事を言います。
大気中には硫黄酸化物や窒素酸化物、二酸化炭素などの汚染物質が含まれています。これらの物質が雨に溶け込むと酸性雨となります。
pH5.6以下の雨が酸性雨と呼ばれていますが、都会ではpH4以下の強い酸性雨が降る事もあります。
酸性雨は森林を枯らし、湖や沼の魚が住めなくなったり、コンクリートや金属を溶かしてしまいます。
※汚染されていない大気でも、物質は含まれています。そのため、弱い酸性度(弱酸性)を示す雨は正常な雨です。