春の“季”末テスト
正解を発表!
今年の桜の開花スピード、いつもの年にくらべてどうだった?
今年の桜は「西・東日本で早く、北日本で遅い」という特徴的な開花に。関東では昨年よりも16日早く開花し、一方、札幌では13日遅い開花となりました。
この大きな原因は、3月・4月の気温です。
今年の3月は、西・東日本で記録的な暖かさに。特に関東の平均気温は、観測史上1位の高温になったほどです。

今年の東京の最高気温を過去5年と比較してみても、今年はいつもの年よりも高温の日が多いことがわかります。
この記録的な暖かさに驚いたのか、西・東日本の桜はいつもの年よりも早く、一気に開花しました。
一方、4月に入ると、北日本で季節が戻ったような寒さに。この影響で桜の生長は足踏みして、東北の北部や北海道では、いつもの年よりも遅い開花になりました。
今年の4月6〜8日、春の嵐によって、多くの被害リポートが届きました。
次の4枚のうち、実際に4月6〜8日に届いたリポートは何枚ある?

今年の4月6〜8日は、2つの低気圧が本州を縦断。6日は季節外れの大雨となり、7、8日には北日本で台風並みの風が吹き荒れ、たくさんの被害のリポートが届きました。
上の4つのリポートは、どれもこの春の嵐で届いたものです。
←4月6日 15:14
徳島県小松島市より
「小学校近辺 一部冠水」
←4月6日 15:59
和歌山県新宮市より
「冠水しはじめてます 帰れるかなぁ」
←4月7日 10:56
宮崎県南那珂郡南郷町より
「強風で…ハウスの電柱が…折れました!」
←4月7日 14:36
東京都中央区より
「京葉線、総武線、共に江戸川と荒川周辺の風強く運中止。」
一見天気も穏やかだと感じる4月5月ですが、「メイ・ストーム」という言葉があるくらい、実は荒れた天気になりやすい時期です。
これから季節はいよいよ梅雨へ。大雨による被害や交通への影響が起きやすい時期になります。
アプリ「ウェザーニュースタッチ」では、雨の降り出しや強さ、また被害の可能性を事前にお知らせする「スマートアラーム雨モード」に登録することができます。雨の季節に備えてぜひお試しください。
※アプリを立ち上げたら、左上の「Ch」マークをタップ!
「スマートアラーム設定」から設定することができます。
今年の花粉症デビュー率、子供は大人の何倍?
ウェザーニュースの花粉プロジェクトでは、「全国花粉症調査」を実施。
今年の4月6〜9日に実施した第2回全国花粉症調査によると、
今年の花粉症デビュー率は、大人(20代以上)が6%、子供は12.4%に。
子供の花粉発症率は、大人の2倍以上だということがわかりました。

さらに年齢別に詳しく見てみると、4〜6才の子供の花粉発症率が特に高いことが明らかに。

周りに子供がいる方に、花粉シーズンの子供の様子を伺ったところ、花粉対策メガネをしている子が増えたというコメントも。
子供のうちからしっかり花粉対策するという意識が高まってきているようです。
今年の5月2日、沖縄から珍しい虹色現象「9度ハロ」のリポートがたくさん到着しました。
実際に届いた「9度ハロ」のリポートはどれ?

「ハロ」とは、太陽の周りにできる輪のこと。雲の中にある氷の粒に太陽の光が屈折してできる現象です。
「9度ハロ」は、ハロのさらに内側の、太陽に近い位置に見える輪。
雲の中の氷の粒が、通常の「六角柱の氷晶」ではなく、「ピラミッド氷晶」と呼ばれる二十面体の氷晶が雲に含まれる時に現れます。
今年の5月2日、この珍しい現象が沖縄で発生。沖縄から届いた100通以上の「ハロ」リポートのなかに、9度ハロのリポートがたくさん含まれていました。
ウェザーリポートが始まって8年目となりますが、これほど多くの9度ハロのリポートが届いたのは初めてでした。
なお、他の3つの現象の名前は以下の通りです。
A:ハロ
B:幻日環
D:環水平アーク
今後も、このような珍しい現象をサポーターの皆さんと一緒に追いかけ、共有できればと思います。
おもしろい現象を見かけたら、ウェザーリポートで送ってくださいね。
このリポートの雲は「ナミナミ雲」と呼ばれ、天気下り坂のサインになることがあります。
さて、実際にこの雲がどうなると雨が降る?

「ナミナミした雲が見えたら天気下り坂のサイン」とはいっても、ナミナミ雲が見えた=雨が降る、というわけではありません。
ナミナミとした雲がだんだん低くなってきて、どんより暗くなってくると、雨のサイン。雲の色が低く灰色になったら、数時間後には雨が降り出します。
反対に、ナミナミした雲が消えて、空が明るくなってきたら、雨の心配はありません。
ナミナミした雲を見つけたら、その後の雲の様子に注目です。