高潮のメカニズム
台風や低気圧が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がったり、強い風によって海岸に海水が吹き寄せられることにより海面が上昇すること。
また、満潮時刻が近いと、さらに潮位が高くなります。
また、満潮時刻が近いと、さらに潮位が高くなります。
東京湾に高潮を及ぼした台風
東京の潮位計で過去最も高い潮位を観測したのは1979年台風20号の接近時です。この台風は最盛期に統計開始以来最も強い870hPaまで発達し、関東の最接近時でも970hPa以下の気圧を維持。東京の潮位203cmは現在も更新されていません。
静岡県上陸時の中心気圧が950hPaだった2017年台風21号のときは横浜で過去最高の潮位となる156cmを観測。東京も潮位偏差は100cm以上でした。
静岡県上陸時の中心気圧が950hPaだった2017年台風21号のときは横浜で過去最高の潮位となる156cmを観測。東京も潮位偏差は100cm以上でした。
満潮時刻と接近が重なると潮位がより上昇
台風の接近と満潮が重なると潮位が高くなり、過去最高に匹敵するような潮位となってもおかしくありません。東京湾は水門設備が充実し、高潮警報の基準が過去最高潮位(203cm)より高く設定されているものの、沿岸部は警戒が必要です。