一旦勢力を落とすも、再び発達か
台風10号は「非常に強い」勢力だった一昨日の9日(金)頃と比べると、現在はやや勢力を落としています。
衛星画像を見ると、中心付近には明るく白い雲の密度が少ないことから、発達した積乱雲が少なくなっていることがわかります。長期間同じ海域に停滞していたことで海面水温が下がり、台風へのエネルギー供給が少なくなっているものとみられます。
しかし、この先は海水温の高い地域を通過することで少し発達し、強い勢力のまま日本へ上陸するおそれがあります。
衛星画像を見ると、中心付近には明るく白い雲の密度が少ないことから、発達した積乱雲が少なくなっていることがわかります。長期間同じ海域に停滞していたことで海面水温が下がり、台風へのエネルギー供給が少なくなっているものとみられます。
しかし、この先は海水温の高い地域を通過することで少し発達し、強い勢力のまま日本へ上陸するおそれがあります。
西日本を中心に、大雨や暴風に警戒
台風の接近前から通過中にかけて、西日本の太平洋側ではまとまった雨が降り、四国の山沿いや九州南部、紀伊半島南部などで大雨となる可能性が高まっています。追い所では総雨量が500mmを超えるおそれがあり、土砂災害や洪水等の危険性が高まります。
台風の接近時には風も強まり、30m/sを超えるような非常に強い風が吹くおそれがあります。暴風に警戒してください。
このため、交通機関にも影響が出るおそれがあります。お盆のUターンラッシュと重なる可能性があるため、随時最新の情報を確認して予定をご調整ください。
台風の接近時には風も強まり、30m/sを超えるような非常に強い風が吹くおそれがあります。暴風に警戒してください。
このため、交通機関にも影響が出るおそれがあります。お盆のUターンラッシュと重なる可能性があるため、随時最新の情報を確認して予定をご調整ください。
海辺のレジャーや磯釣りは高波に要注意
東日本や西日本の太平洋では、既にうねりを伴って波が高くなっています。
お盆で海に出かける方も多いかと思いますが、海上で普段より波が高くなるだけでなく、数十分に一度程度の頻度で非常に大きな波が押し寄せて、砂浜や岩場などにいても波にさらわれるおそれがあります。海水浴や磯釣りなど海のレジャーには十分注意が必要です。
小笠原諸島では台風10号の影響で大しけとなっています。大変危険ですので、海には決して近づかないでください。
お盆で海に出かける方も多いかと思いますが、海上で普段より波が高くなるだけでなく、数十分に一度程度の頻度で非常に大きな波が押し寄せて、砂浜や岩場などにいても波にさらわれるおそれがあります。海水浴や磯釣りなど海のレジャーには十分注意が必要です。
小笠原諸島では台風10号の影響で大しけとなっています。大変危険ですので、海には決して近づかないでください。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風10号のクローサ(Krosa)は、カンボジアが提案した名称で「鶴」のことです。
台風10号のクローサ(Krosa)は、カンボジアが提案した名称で「鶴」のことです。