11月5日 稲むらの火で津波から救われた命
この日は津波避難の史実に基づいた物語「稲村の火」の出来事が旧暦安政元年11月5日(1854年12月24日)だったことから選ばれました。
今から164年前の11月5日、安政南海地震が発生しました。
この地震では津波もまた発生し、紀州藩広村(現在の和歌山県広川町)を襲いました。しかし、濱口梧陵(儀兵衛)が稲むら(取り入れの終わった稲わらを屋外に積み重ねたもの)に火をつけて、いち早くその危険を知らせて高台に避難させたことで、多くの村人の命が救われました。
この実話にちなみ、11月5日が「津波防災の日」として定められました。なお、この実話がもとになり、国語の教科書に載っている『稲むらの火』の物語が作られました。
今から164年前の11月5日、安政南海地震が発生しました。
この地震では津波もまた発生し、紀州藩広村(現在の和歌山県広川町)を襲いました。しかし、濱口梧陵(儀兵衛)が稲むら(取り入れの終わった稲わらを屋外に積み重ねたもの)に火をつけて、いち早くその危険を知らせて高台に避難させたことで、多くの村人の命が救われました。
この実話にちなみ、11月5日が「津波防災の日」として定められました。なお、この実話がもとになり、国語の教科書に載っている『稲むらの火』の物語が作られました。
津波レーダーで「稲むらの火」を
東日本大震災発生の際、福島県相馬沖を航行していた巡視船「まつしま」の船舶衝突防止用レーダーが、ライン上に伸びる津波の姿を偶然捉えていました。
この事例をもとに、ウェザーニューズでは、汎用化されている船舶衝突防止用レーダーを応用して、津波を捉えることのできる「津波レーダー」を開発しました。
これを沿岸に設置して2秒ごとに津波を観測・補足することで、津波が沿岸部に到達する前に津波が沿岸に迫っていることを「稲むらの火」のように知らせることができます。
津波による人命被害を少しでも減らすべく、ウェザーニューズでは今後、「津波レーダー」を日本のみならず、津波のリスクがある世界各国の沿岸へ展開していくことも計画しています。
この事例をもとに、ウェザーニューズでは、汎用化されている船舶衝突防止用レーダーを応用して、津波を捉えることのできる「津波レーダー」を開発しました。
これを沿岸に設置して2秒ごとに津波を観測・補足することで、津波が沿岸部に到達する前に津波が沿岸に迫っていることを「稲むらの火」のように知らせることができます。
津波による人命被害を少しでも減らすべく、ウェザーニューズでは今後、「津波レーダー」を日本のみならず、津波のリスクがある世界各国の沿岸へ展開していくことも計画しています。
津波被害を防ぐ準備を
津波は、そのまま「TSUNAMI」として世界共通語になるほどに、広く知られた災害となっています。この津波による人命被害を防ぐために必要なのは、津波の発生と襲来を知ることだけではありません。
自宅周辺やふだんよく行く場所の周りにどれぐらいのリスクが有るのか、津波が来た際に避難できる施設はあるのか。避難経路は?そうした、地震が発生する前からの準備もまた、必要になります。
自宅周辺やふだんよく行く場所の周りにどれぐらいのリスクが有るのか、津波が来た際に避難できる施設はあるのか。避難経路は?そうした、地震が発生する前からの準備もまた、必要になります。