40m/sまで耐えられる
標準的な電柱は長さが約8m、全長の6分の1を地中に埋設して設置され、設置間隔は30mが目安とされています。その電柱はどれほどの暴風に耐えられるのか、管内に約600万本を設置している東京電力に聞きました。
「電柱の倒壊防止については、経済産業省の『電気設備に関する技術基準を定める省令』に、風速40m/sまで耐えられるようにつくることが定められています。当社はより安全を考慮して、省令で定める風速を超過しても倒壊することのないよう、設備構築を実施しています」(東京電力総務・広報グループ)
「電柱の倒壊防止については、経済産業省の『電気設備に関する技術基準を定める省令』に、風速40m/sまで耐えられるようにつくることが定められています。当社はより安全を考慮して、省令で定める風速を超過しても倒壊することのないよう、設備構築を実施しています」(東京電力総務・広報グループ)
風速22m/sで倒れた電柱がある!?
しかし、2018年4月6日(金)13時頃、東京都内で強風が吹き荒れ、江戸川区の住宅街で長さ5mの電柱が倒れました。当時は付近で22m/sの最大瞬間風速が観測されていました。
「当社で調べましたところ、倒れた電柱は当社が建てたものではなく、お客様自身が建てたものと確認しています」(同)
警察によると、電柱の根元付近が古くなってさびていたことから、老朽化していたところに強風が吹いて倒れた可能性があるとみられるとのことです。
通常、電柱は電力会社が建てますが、自分で電柱を建てることもできます。例えば、趣味で高品質なオーディオを楽しむ方が、電圧変動でノイズが入るのを嫌って専用の電柱を自費で建てるということもあるそうです。この場合、電柱の保守・点検は所有者の責任になります。
「当社で調べましたところ、倒れた電柱は当社が建てたものではなく、お客様自身が建てたものと確認しています」(同)
警察によると、電柱の根元付近が古くなってさびていたことから、老朽化していたところに強風が吹いて倒れた可能性があるとみられるとのことです。
通常、電柱は電力会社が建てますが、自分で電柱を建てることもできます。例えば、趣味で高品質なオーディオを楽しむ方が、電圧変動でノイズが入るのを嫌って専用の電柱を自費で建てるということもあるそうです。この場合、電柱の保守・点検は所有者の責任になります。
暴風が原因で倒壊した事例はない
東京電力の電柱は、風速40m/sプラスαに耐えられるということですが、風速何m/sを超えると倒壊するのでしょうか?
「風速40m/s以下でも、倒れた樹木の巻き添いになったり、大型車に衝突されたり、あるいは重量物が飛んできてぶつかれば電柱は折れたり倒れることがあります。しかし、当社管内において暴風などの風が直接の原因で電柱が損壊した事例はありません」(同)
なるほど、電柱とは意外に丈夫なのですね。でも、強風で電柱が倒れなくても、体が飛ばされたり、飛んできたものに当たって大けがをすることがありますので、風の強い日や突風への警戒が呼びかけられているときは、外出時には十分に気をつけてください。
「風速40m/s以下でも、倒れた樹木の巻き添いになったり、大型車に衝突されたり、あるいは重量物が飛んできてぶつかれば電柱は折れたり倒れることがあります。しかし、当社管内において暴風などの風が直接の原因で電柱が損壊した事例はありません」(同)
なるほど、電柱とは意外に丈夫なのですね。でも、強風で電柱が倒れなくても、体が飛ばされたり、飛んできたものに当たって大けがをすることがありますので、風の強い日や突風への警戒が呼びかけられているときは、外出時には十分に気をつけてください。