花粉症対策は、自分のいる空間からなるべく花粉を除去することがポイントになります。家電を使えば、様々な方法で効率よく行なえるようになります。「基本機能は各メーカーとも十分高いのですが、それぞれプラスαの機能や特性があります。自分の生活スタイルにあったものを選ぶといいでしょう。

例えば、空気清浄機ならば、吹き出し口の方向やセンサーの特徴など、設置する部屋を想定して選んでみては」（ビックカメラ新宿西口店家電コーナー担当・加藤拓哉さん）

パナソニック　加湿空気清浄機　F-VXP90-TM
「ナノイーX」を送風して、衣類についた花粉まで無力化すると人気の機種。ナノイーXとは、水に包まれた微粒子イオンで、スギだけでなくヒノキやブタクサなど1年を通して日本全国の花粉への効果が実証されています。また、人感センサー＋前面吸い込み口で、強力に花粉をキャッチ。

「幅約20cmの吸い込み口があり、床上30cmのホコリを効率よく吸い取ります。人感センサーがついており、足元のホコリが人の動きで舞い上がる前に吸い取る仕組みです。赤ちゃんやペットのいる家庭に人気があります」（加藤さん）

●店頭価格（税抜き）：72,790円
●サイズ (高さ×幅×奥行) ：640×398×268（＋下部含む309）mm
●空気清浄：～40畳

アイリスオーヤマ　花粉空気清浄機　KFN-700
一番の特徴は、コンパクトなサイズ。

「シンプルなデザインで場所を選ばず設置できます。玄関に置いて使うことで、外から家の中に花粉が入ってくるのをブロックできるのでお薦めです。
価格も手頃ですが、人感センサーやPM2.5にまで対応したHEPAフィルターを搭載していて、機能も十分。一人暮らしの方にも人気ですね」（加藤さん）

吸い込み口は前面全体についているので、例えば帰宅時に衣類についた花粉を払って吸引させる、といった使い方もできます。

●店頭価格（税抜き）：6,980円
●サイズ (高さ×幅×奥行) ：705×180×264mm
●空気清浄：～8畳

日立　布団乾燥機 「アッとドライ」　HFK-BK500
花粉の付着を防ぐため、花粉が飛ぶ季節は屋外でふとん干しを控えるのも対策法の一つ。「アッとドライ」は、マットを使わないふとん乾燥機です。

「マットを広げたり畳む必要がなく、気軽に使えると人気が高い製品です。ふとん乾燥アタッチメントが大きめで、吹き出し口が上下左右にあるので、温風がふとん全体に行き渡ります。ふとんを乾燥させた上で、掃除機を使用すると花粉の除去が効果的に行なえます。ダニ対策に使う方も多いですね」（加藤さん）

●店頭価格（税抜き）：11,800円
●サイズ (高さ×幅×奥行) ：338×283×212mm
ふとん乾燥アタッチメント［W240×D305×H49ｍｍ］
●適応サイズ(横×縦)：敷きふとん90～120cm×120～140cm、掛けふとん70～90cm×120～140cm

ダイソン　ハンディクリーナー 「V7 Mattress」　HH11-COM
“最も多くのハウスダストを取り除く”ことがウリのふとんクリーナー。

「ブラシが固めで、花粉を掻き取る力が強い。また、伸ばして曲げることができる、使い勝手のよい延長ホースも付属しています」（加藤さん）

吸引した花粉などは、0.3μもの微細な粒子を99.97%以上捕らえるという『2 Tier RadialTM サイクロン』とポストモーターフィルターにより除去されます。

「強力な吸引力を誇るふとんクリーナーですが、ふとんを干してから使うのがベストです」（加藤さん）

●店頭価格（税抜き）：37,130円
●サイズ (高さ×幅×奥行) ：206×144×404mm
●本体重量：1.76kg

三菱電機　コンプレッサー式衣類乾燥除湿機　MJ-100MX
花粉症対策だけでなく、生活スタイルの変化から、洗濯物を部屋干しに頼る家庭は増加傾向にあります。洗濯物をしっかり乾燥させ、生乾きや部屋干し臭を防ぐのに有効な乾燥機です。

「赤外線・温度・湿度の３つのセンサーが、洗濯物の状態を検知。ワイド送風で全体を乾燥、さらにピンポイント送風で乾きムラを防ぎます。洗濯物の下に置いて使うと効果的です。ホースをつないで使えば、タンクの水捨ての手間がかかりません」（加藤さん）

●店頭価格（税抜き）：31,450円
●サイズ (高さ×幅×奥行) ： 534×360×210mm
●除湿のめやす（50Hz）：～11畳(一戸建住宅木造和室)/ ～17畳(一戸建住宅プレハブ洋室)/ ～23畳(集合住宅（コンクリート軽量コンクリート洋室）

すでにスギ花粉が飛び始めていますが、これからが飛散のピークと予想されています。花粉シーズンに備え、しっかり対策しておきたいものですね。