観測された皆既月食の一部始終
北海道の知床・ウトロで昨夜撮影された、皆既月食の一連の流れを1分20秒程度の動画にまとめました。
月は日本時間20時48分に欠け始め、21時51分には完全に欠けて皆既食となり、その状態が1時間17分続いた後、真夜中を過ぎた0時12分に元の満月となりました。
月は日本時間20時48分に欠け始め、21時51分には完全に欠けて皆既食となり、その状態が1時間17分続いた後、真夜中を過ぎた0時12分に元の満月となりました。
日本時間の20時48分頃過ぎ、満月が欠け始めます。
通常の満ち欠けと異なり、月食の場合は境界がぼんやりと欠けていく点が特徴です。これは、地球に大気があるために太陽の光が散乱され、地球の影の周辺部がはっきりしていないからです。
通常の満ち欠けと異なり、月食の場合は境界がぼんやりと欠けていく点が特徴です。これは、地球に大気があるために太陽の光が散乱され、地球の影の周辺部がはっきりしていないからです。
日本時間の21時51分過ぎ、完全に地球の影に隠れた満月は淡い赤銅色に。
夕日が赤く見える原理と同じく、太陽の光のうち、赤色の光のみが地球の大気を通って月を僅かに照らすためです。
夕日が赤く見える原理と同じく、太陽の光のうち、赤色の光のみが地球の大気を通って月を僅かに照らすためです。
日本国内各地で観測
雲が広がる直前での天体ショーだっただけに、日本列島では見られるか心配されましたが、薄雲が広がった西日本でも観測。
東日本の太平洋側では冬空の中、沢山の人々が3年ぶりの皆既月食を観ることが出来ました。
次の皆既月食は2022年
次に日本全国で皆既月食を観測できるのは、4年後の2022年11月8日です。なお、豆知識的にお伝えしますと2月は満月がない月となります。次の満月は2018年3月1日(木)の夜(厳密には2日の午前)となります。
関連リンク
>>皆既月食 特別ページ
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