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【週刊 地震情報】日本は活動落ち着く
海外ではM7超の地震発生

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2018/01/14 11:42 ウェザーニュース

最近一週間の国内の地震回数は、前の週に比べて少なめで、震度3以上の発生は2回。全体的に地震の活動は落ち着いています。(1月8日~13日の集計)
〔リンク〕地震情報TOP

国内:震度3が2回 エリアは限定

この一週間で発生した震度3の地震は2回。伊予灘を震源とするM4.4の地震と、岩手県沖を震源とするM4.1の地震で、いずれも9日に発生しました。
震度3を観測した地点は伊予灘のものが1地点、岩手県沖も3地点と揺れが強かったエリアは非常に狭く、被害を心配するような地震にはなっていません。

年明け以降は地震が目立っていましたが、10日以降は震度3以上の地震はなく、活動は落ち着いています。

世界:今年初のM7超の地震 ごく小さな津波観測

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アメリカ地質調査所の解析によるマグニチュード6以上の地震は2回発生しました。

10日にはカリブ海でM7.6の大きな地震が発生。陸地から比較的離れていたため、揺れによる被害は報告されていません。
震源は北米プレートとカリブプレートの境界付近にあたります。プレート境界ではありますが、それぞれのプレートが横滑りしている「トランスフォーム断層」で、今回の地震も発震機構は横ずれと解析されています。同じプレート境界では2009年にM7.3が発生しているくらいで、あまり強い地震は頻発していません。

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また、横ずれのため大きな津波の発生はなく、観測された最大の津波はケイマン諸島の0.19mでした。
同じマグニチュードでも発震機構によって津波の大きさは全く違います。ただ、揺れてすぐにその判断をすることは難しいため、M7を超えるような地震が海底の浅い所で発生した場合は、まずは津波に警戒することが必要です。

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