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知ってる?正月飾りの本当の意味

2017/12/23 13:36 ウェザーニュース

クリスマスが終わると、2018年はもうすぐそこ。
今回は、年神様を迎えるために欠かせない正月飾りについてご紹介します。

飾る日にご注意

門松やしめ飾りなど正月飾りを飾るのは、本来は正月事始めの12月13日から28日の間とされています。
ただ、今ではクリスマスツリーを片付けた後の26日以降に飾る家庭が多いようです。

26日以降に飾る場合、避けたほうが良い日というものがあります。
29日は「二重苦」を連想させ、この日に飾るのは縁起が悪いとされています。
また、31日は一夜飾りといい、神様に対して失礼にあたります。
そのため、正月飾りは遅くても28日には飾り終えるようにしてください。

では、どのように飾るのがいいのでしょうか。

門松

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ショッピングモールなどに大きくて立派な門松が、対になって飾られていると目をひきますよね。
実は門松は、山から降りてくる年神様が、家を探す時の目印。

「門松は場所をとるからなかなか飾れない」という方も多いと思いますが、読んで字のごとく、門に松を飾っていたのが始まりなので、一対の松を玄関前に飾っておくだけでも大丈夫です。

竹がないと、見た目は少し寂しいかも知れませんが、目印となる松があれば年神様が来てくれます。

しめ飾り、輪飾り

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しめ飾りは、「我が家は年神様を迎え入れるために清められた場所ですよ」ということを指し示す印。
玄関に飾ることで新たな災いが来ることを防ぐ役割もあります。

飾り方としては、大きなしめ飾りを玄関に、少し小さな輪飾りは家の中の神様がいるとされている場所(水周りや火を扱うところ)にかけると良いそうです。

ただ、輪飾りは、しめ飾りを簡略化したもの。スペースがなくて大きなしめ飾りは飾れない、という方は輪飾りでも問題ありません。

鏡餅

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鏡餅は神に捧げる神聖な食べ物。そのため、家の中でも格が高く、神様の居場所としてふさわしい床の間に飾るのが理想です。
床の間がない場合は、人の集まる居間などに飾るのが良いとのこと。

また、先ほどのしめ飾りと同じく、鏡餅も複数飾ることが良いとされています。
一番大きなものは床の間や玄関、中くらいのものは仏壇や神棚、小さいものは台所や部屋など大事な場所に飾ってください。

おいでませ年神様

なんとなく飾っていた正月飾りは、私たちに幸せをもたらす年神様に来て頂くための大事なものだったんですね。

今まで飾ってなかったな…という方は、一つでも、小さな物でも構いませんので、今からでも神様を迎える準備をしてみませんか?
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