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都心で冷え込みに伴い「接地逆転層」 防寒グッズと一緒にマスクを持って

2017/12/18 09:17 ウェザーニュース

今朝18日(月)の関東地方は、東京と県庁所在地のすべてで、今季一番の冷え込みとなりました。東京は、今季初めての氷点下を観測。初「冬日」となり、初氷も観測されました。

<18日(月)朝の最低気温>
 宇都宮  -4.0℃
 前橋   -1.4℃
 水戸   -4.3℃
 さいたま -3.6℃
 東京   -0.2℃
 横浜    2.0℃
 千葉    1.3℃
>>いま気温どのくらいまで上がってきた?

この冷え込みで現れたのが…

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千葉県幕張から見た東京方面の様子(18日8時頃)
写真は、今朝8時頃の千葉県幕張から見た東京方面の様子。これを見ると、東京スカイツリーより右側では、展望台あたりの高さで色が変わり、低いところがモヤモヤと濁っています。これは、朝の冷え込みが強い時に現れる「接地逆転層」によるものです。
>>各地のライブカメラを見る

「接地逆転層」とは??

box2
通常、空気の層は、地表に近いほど気温が高く、上空に向かうほど低くなっています。
しかし、朝の冷え込んだ空気は重いので、下に沈み込み、地面に接したほんの数百mの層だけ気温が低く、その上空の気温が高いという「逆転した状態」になることがあります。

防寒グッズと一緒にマスクを

box3
今朝のように接地逆転層ができると、地表付近の淀んだ空気が上空に逃げられず、滞ってしまいます。
空気が冷たいことに加えて乾燥し、都会の淀んだ空気のほか、ちりやほこりも滞留した状態です。

今日は防寒グッズだけでなく、マスクも活躍しそうです。