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二日酔いに効く!? 「茶節」はエライ!

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2017/12/15 12:32 ウェザーニュース

年末年始は忘年会、新年会など何かと飲む機会が増えるものです。飲みすぎてしまった朝や二日酔いの回復に役立つのが「茶節」。

「茶節」とは、鹿児島県指宿市一帯を中心とした薩摩半島南部の郷土料理のこと。二日酔いの時や疲労回復に効果があり、風邪にも効くと地元では昔から重宝されてきました。

機能性食品の優等生

材料は鰹節と味噌、お茶だけ。鰹節は体内で合成できない“必須アミノ酸”など、味噌にはアミノ酸やビタミン類が豊富。緑茶にはカテキン、レモンの3~5倍のビタミンCなど機能性食品の優等生ばかり。

作り方も簡単。この3つを混ぜるだけ。ぜひ、試してみてください。

「茶節」の作り方

鰹節と味噌の上からお茶を注ぐだけです。できれば鰹節にはこだわってください。味も栄養価も高まる本枯れ節(カビ付けを3~4回した鰹節)ならいうことなし。

【材料】※おわん1杯分
・味噌(麦みそにすると九州風):10g
・緑茶:100~150cc
・鰹節:削ったもの1つかみ、または市販の削り節パック1袋

【作り方】
1./お椀に味噌と鰹節を入れ、アツアツの緑茶を注ぎ、よく混ぜ、冷めないようにふたをして少し置く。
2./お好みでしょうがのすりおろしや刻みねぎを加えて出来上がり。鰹節のおいしい出汁が出て、うま味がぐんとアップ!

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茶節漬け
ご飯の上に味噌、鰹節、しょうが、あさつきをのせて、アツアツのお茶をかけた「茶節漬け」もいけます!

参考資料など

鹿児島県農政部:https://www.kagoshima-shoku.com/category/special 『発酵食品学』(小泉武夫、講談社)