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幻想的な気嵐(けあらし)出現 九州では初霜・初氷を観測

2017/11/22 13:25 ウェザーニュース

昨日は北海道上川地方占冠でマイナス17.3℃と、今シーズン一番の冷え込みになりましたが、今日21日(火)も冷え込みが強まっています。

特に西日本では今シーズン一番の冷え込みになったところが多く、宮崎県で初霜・初氷を観測。九州では今シーズン初めての初霜・初氷の観測となりました。

幻想的な気嵐(けあらし)も発生

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高知県土佐市より
また、高知県でも初霜が観測され、土佐市のウェザーニュース会員からは、気嵐(けあらし)の写真が届きました。
朝日に染められ、幻想的なオレンジ色になっています。
「スッキリ晴れて放射冷却が効いてシャキッと冷たい朝。冷えた証のケアラシを幻想的に染めながら、太陽が昇っていきます。」

気嵐(けあらし)とは?

気嵐(けあらし)とは、冷たい空気が暖かな水面の上にある時、川や海から蒸発する水蒸気が冷やされることによって発生するものです。
蒸気霧の一種で、秋や冬に放射冷却によって冷え込みが厳しくなった朝に発生しやすくなります。

九州でも初霜・初氷を観測

初霜・初氷が観測された九州のウェザーニューズ会員からは、霜や霜柱の報告が相次いでいます。

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鹿児島県鹿児島市より
「冷え込んだ朝。今朝は一面真っ白に霜。霜柱もできて、冬の朝になってます」

日差しが届いても冬の寒さ

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このあとは、太平洋側だけでなく、連日雨や雪が続いていた日本海側でも、日差しが届いてきそうです。

ただ、昼間も各地で10~15℃までしか上がらず、12月並みの気温となるところが多くなります。暖かくしてお過ごしください。

>>各地の詳しい天気と気温