facebook line twitter mail

長野県で虹 じつは初冬の風物詩!?

2017/11/15 09:36 ウェザーニュース

昨日、日本列島を前線の雨雲が通過していき、今日15日(水)は、北日本を中心に西高東低の冬型の気圧配置になっています。
今朝は雲が残る中、各地で日差しも届き始めています。

そんな中、長野県北部では二重の虹が見られました。

box0
長野県山ノ内町より
薄くなったり濃くなったり、副虹も出たり消えたりしています。 副虹の方は色のつき方が逆!

box1
長野県飯綱町より
この時期の小雨模様の時は虹の撮影チャンス!今日は特に綺麗な虹が出てます。二重の虹です。

虹が見える仕組み

box2
虹は太陽の光が水滴に反射・屈折することによって見られる現象です。
光が空気中の水滴に屈折して入り、水滴の中で一回反射して、さらに屈折して水滴から出ていった時に現れます。

また、虹は水滴が太陽の光が反射してできるため、太陽の反対側に現れます。虹を探すときは太陽を背にして周りを探して見てください。

初冬に虹がよく見られる?

じつは日本海側のエリアでは、初冬のこの時期によく虹を見ることができます。

冬型の気圧配置になると、日本海から細かい雨雲が流れ込みやすくなります。
真冬になると、雲から落ちてくるものが雨ではなく、雪になるので、虹色を作り出す水滴がなくなってしまうのです。

この時期は、冬型の気圧配置にはなるけど、真冬ほど冷え込みがなく、降ってくるものが雨となります。
ちょうど西~北東方向から雨雲が流れ込むので、東~南東から太陽光が差し込む、午前中に虹をよく見られます。

飯綱町のウェザーニュース会員の方も同じように感じているようです。

本格的な冬の前に現れるチャンスが多くなるので、虹を見つけてみたいですね。
  • お天気トピックス
    もっと見る

  • weathernewsのtwitterアイコン

    毎日の天気から防災・地震速報まで
    役立つ情報を日々配信中!

  • 公式SNSアカウント