そもそも雲とは何?
雲って何からできているのですか?
無数の小さな水滴や氷の結晶の集合体が大気中に浮かんで見えているのが雲です。簡単に言うと「水と氷のツブツブ」です。雲を構成している水のツブツブは雲粒(うんりゅう)、氷のツブツブは氷晶(ひょうしょう)と言い、二つを合わせて雲粒子と呼んでいます。無数の雲粒子が集まったものが雲なのです。
ちなみに雲粒の大きさは、半径0.001mmから0.01mmのものが多いとされています。私たちの髪の毛の太さが半径約0.05mmと言われているので、「雲粒は、髪の毛の太さの約5分の1」というとサイズ感がイメージできるでしょうか。
ちなみに雲粒の大きさは、半径0.001mmから0.01mmのものが多いとされています。私たちの髪の毛の太さが半径約0.05mmと言われているので、「雲粒は、髪の毛の太さの約5分の1」というとサイズ感がイメージできるでしょうか。
私たちが雲のなかに入ったら、どういう状態になりますか?
雲のなかに入った状態は、地上でも再現できます。それが「霧」です。ただし、霧は温度が高く、雲は温度が低い。たとえば、積乱雲の雲頂付近は真夏でも約マイナス60℃と言われています。
冬季の厳寒の山頂付近で霧のなかにいるようなもので、体温は奪われ、体力がなくなっていきます。どう考えても、雲のなかは居心地のいいはずはありませんね。
冬季の厳寒の山頂付近で霧のなかにいるようなもので、体温は奪われ、体力がなくなっていきます。どう考えても、雲のなかは居心地のいいはずはありませんね。
荒木健太郎(あらき けんたろう)
参考資料など
月刊SORA 11月号
https://weathernews.jp/soramagazine/201711/08/
https://weathernews.jp/soramagazine/201711/08/