facebook line twitter mail

北からプ~ン ぎんなんのニオイが首都圏にも拡大中

2017/11/10 17:44 ウェザーニュース

紅葉が各地で見頃を迎え、街中ではぎんなんを見かけるようになりました。

食べると美味しいぎんなんも、ニオイは強烈。今シーズンはどこまでニオイが迫ってきているのか、全国のウェザーニュース会員の皆さんに「臭かった・絶賛臭い中・まだ臭ってない・周りにない」この4択で伺ってみました。

北から迫るニオイ前線

box0
(2017年11月9日7678人が回答)
都道府県毎に見てみると、北日本ではすでにニオっている所が多く、関東でもじわじわとニオイ始めている事が分かります。
西日本は、これからぎんなんのニオイが漂う季節に突入すると言えそうです。

一方、北海道や東北北部、沖縄などでは「そもそも周りにない」と回答が多数。
そもそも、イチョウは大気汚染に強く、丈夫な木なので、都会を中心に街路樹として日本一多く植えられています。
人口の多い都市と今回の調査結果がおおよそマッチした形です。

※「臭かった+絶賛臭い中」と「まだ臭ってない」が同じ割合の場合、「臭った+絶賛臭い中」としています。

ニオイは最大の防御!

box4
宮城県仙台市
ぎんなんのニオイが強烈な訳は実は解明されていません。
今のところ「動物に食べられないため」というのが一番有力な説のようです。身を守るためのニオイと考えれば、確かに納得できる部分も…。

しっかりと処理をすれば、ニオイもなくなり、美味しく食べることができるようなので、栄養豊富な秋の味覚を楽しんでみてはいかがでしょうか。

全てのイチョウにぎんなんはならない?

box5
東京都町田市
実は、全てのイチョウの木にぎんなんが実るわけではありません。
イチョウの木にもオスとメスが存在し、ぎんなんが実るのはメスの木だけなんです。

そのため、美しいイチョウ並木の風景を楽しんでもらうためにも、実を付けないオスのイチョウだけを植えているところもあるようです。
また、すでに植えてあるイチョウの木がオスなのかメスなのかの判別は難しく、ぎんなんがなるまでわからないとのこと。

どこまでも厄介な、ぎんなんなのでした…。

>>見頃のイチョウ並木を探す
  • お天気トピックス
    もっと見る

  • weathernewsのtwitterアイコン

    毎日の天気から防災・地震速報まで
    役立つ情報を日々配信中!

  • 公式SNSアカウント