台風22号が発生
北上して日本に接近の恐れも
2017/10/24 19:37 ウェザーニュース
マリアナ諸島付近の熱帯低気圧が発達し、10月24日(火)15時、台風22号(サオラー)が発生しました。
10月に入っての台風発生は3個目(平年は3.6個)です。しばらく北西に進み、26日以降は日本へ向かって北上する予想です。
▼24日15時現在の情報
強さ −
大きさ −
進行方向 西北西
速さ 30km/h(17kt)
中心気圧 1000hPa
中心付近の最大風速 18m/s
最大瞬間風速 25m/s
今後の見解
10月23日時点での北西太平洋の日別海面水温(気象庁)
台風22号は先日上陸した台風21号の進路よりも東側の海面水温が高いエリアを進むため発達を続けると見られます。
まだ進路にブレ幅は大きいものの、沖縄や本州に近づく恐れがありますので、今後の進路に注意が必要です。
こんどこそ今年ラストの接近台風か
台風は太平洋高気圧の縁に沿って北上します。
例年10月になると夏の高気圧が弱まり、台風は南の海上を進むことが多いのですが、今年は(先日季節外れの真夏日になったように)高気圧が強く、9月と同じような状況になっています。
つまり、台風の通り道となる太平洋高気圧の縁がちょうど本州付近となり、台風が本州を直撃しやすい状況なのです。
なお、本州南岸の海面温度が下がってきている傾向で、今回の台風以降は本州接近するまで強い勢力を維持しにくくなる状況。
また太平洋高気圧も11月にかけて段々と後退する傾向にあります。このため、本州に近づく台風も減ってくる予想です。
そのため、ここまで本州に接近する台風は今年ラストと言えそうです。