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台風21号がG1競馬にも大影響、菊花賞2017の行方は?

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2017/10/22 11:45 ウェザーニュース

台風21号が迫る中、22日(日)15時40分、京都競馬場ではクラシック3冠の最後を締めくくる菊花賞が発走します。ダービーの1着から3着馬が不在の上、秋雨前線と台風の影響で馬場状態が悪化。一筋縄ではいかないレースとなりそうです。

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京都競馬場(22日08:52)
ウェザーニュース会員からは「特に被害はありませんが、ダートコースが完全に水田状態になっています。」というリポートが届いています。


 京都は秋雨前線の影響で15日(日)から連日のように雨が降り、21日(土)までの降水量は96.5mm。22日(日)はさらに100mm近い雨が加わり、不良馬場が継続することはほぼ確実です。

 グレード制が導入された1984年以降、不良もしくは重馬場で行われたケースはわずか2回。1990年の重馬場を制したのは稀代の名馬メジロマックイーン。

 ただし、このときは初の重賞レースということで4番人気止まり。2013年の不良馬場を駆け抜けたのは後にジャパンカップを圧勝するエピファネイアでした。どちらも出走時は体重が480kg台と馬格があったあたりも共通点です。

 そして気になる風はまだ台風が遠いこともあり、平均では4~5m/s程度ですが、瞬間的には10m/s近い風が吹くことがありそうです。

 風は北から北北東の風で最後の直線ではやや向かい風。普段より力がいる馬場状態に加え、ゴール前の向かい風が人馬のスタミナを削ることになります。

 心身ともにタフな馬が乱菊を制することになりそうです。
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