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【メキシコの大地震】
現地の天気を解説

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2017/09/26 12:44 ウェザーニュース

日本時間9月20日3時14分頃、メキシコ中部を震源とする地震が発生しました。地震の規模を示すマグニチュードは7.1、深さは51.0km。
被災された方々の安全な避難や捜索・救助活動をサポートするためメキシコシティ周辺の天気をお伝えします。

※2017年9月26日(火)をもって定期的な情報更新を終了致します。以降、懸念される気象状況の際に臨時でお伝えしていく予定です。

被災地周辺の天気

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<現地の9/26見解>
湿った空気の影響で現地時間26日15時以降,夜にかけては強いニワカ雨、雷雨に注意が必要です。
地震で地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害が起こる可能性があります。復旧作業にはご注意ください。
また、強い雨の際は突風が吹く可能性があり、重機を使っての作業は注意が必要です。

体感は、昼間は少し蒸し暑く感じる体感で、夜間は肌寒く感じるほど気温が下がります。昼夜の気温差が大きいため、復旧作業をされる方は、体調管理には十分ご注意ください。

<週間>
この先、一週間も湿った空気の影響で午後を中心に強いニワカ雨、雷の可能性があります。特に27日は熱帯低気圧が運んできた湿った空気の影響で強い雨が長い時間、降る可能性があるため、大雨に注意が必要です。

※震源地プエブラ周辺
現地の標高は2200mほどで、メキシコシティーとほぼ同じです。

メキシコの雨雲レーダー


radar anim

凡例
※「×」は震源地の場所です。
※レーダー動画が正しく反映されない場合はオリジナルサイトからご確認ください。

似たメカニズムの地震が過去にも多く発生

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今回の地震のメカニズムとしては、日本時間9月8日13:49分頃にメキシコ沖を震源としたM8.1(※アメリカ地質調査所による)の地震と似ており、正断層型。

メキシコは、ココスプレートが北米プレートに潜り込んでいるプレート境界にあたり、1985年9月19日にはM8.0の地震が発生し大被害が出るなど、似たメカニズムの地震が過去にも多く発生しています。
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