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台風接近時は高潮にも警戒

2017/09/15 06:23 ウェザーニュース

台風18号は非常に強い勢力で、九州上陸、日本列島を縦断する恐れがあります。台風の接近時は、雨風に注目が集まりがちですが、高潮にも警戒が必要です。

台風による「気象潮」とは?

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【吸い上げ効果】
台風が接近して気圧が低くなると海面が持ち上がる現象。外洋では気圧が1hPa低いと海面が約1cm上昇するといわれています。

【吹き寄せ効果】
海水が風によって海岸に吹き寄せられて海面が上昇すること。特にV字形の湾では、奥へ狭まる地形によって海面上昇が助長させるため、特に海面が高くなります。

<台風18号で可能性があるエリア>
【吸い上げ効果】
九州、中四国、近畿
特に八代海や有明海、瀬戸内海


【吹き寄せ効果】
九州、中四国、近畿
特に八代海、玄界灘沿岸、宇和海、土佐湾、山陰

特に満潮時刻は注意

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台風接近による海面上昇と満潮時刻が重なる時間帯は特に危険です。

ハザードマップなどで浸水のリスクが示されているエリアでは早めに避難して、安全を確保してください。

⇒【次へ】高潮への対策は?

参考資料など

気象庁(潮位表):http://www.data.jma.go.jp/kaiyou/db/tide/suisan/index.php
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