この災害を振り返る
前線と太平洋高気圧周辺を回る湿った空気の流入により、2011年7月28日から30日にかけて、3日間にわたり強い雨雲が北陸~東北南部に流れ込み続け、記録的な豪雨となります。
被害としては、新潟県や福島県を中心に、土砂災害や大規模な冠水や浸水が発生し、犠牲者が出ました。
被害としては、新潟県や福島県を中心に、土砂災害や大規模な冠水や浸水が発生し、犠牲者が出ました。
戻ってきた梅雨の局地的な大雨
2011年の梅雨明けは関東甲信で7月9日、東北で7月11日と、平年と比べて非常に早かったのですが、7月下旬には北陸~東北南部付近にふたたび前線が形成され、梅雨に逆戻りした状態となりました。
この前線は、ほぼ動かずに停滞。加えて前線に向かって雨雲の元になる湿った空気が流れ込んで活発な雨雲が次々に発生し、ソウルや新潟・福島に豪雨をもたらしました。
また新潟や福島では、山沿いで発生しやすい上昇気流により、強い雨雲が維持されため、まとまった雨量となりました。
また新潟や福島では、山沿いで発生しやすい上昇気流により、強い雨雲が維持されため、まとまった雨量となりました。
【教訓】過去の災害をもとに
このエリアでは7年前の2004年にも豪雨災害が発生しており、2011年よりも大きな被害を出しています。
2011年の豪雨の際は幸いにして浸水・河川はん濫による住民の被害(住宅にいての被害)はありませんでした。
これは
・河川のインフラ改修が完了していた
・水位基準値に基づき、避難準備情報を早目に発表した
・市内全域に避難勧告を出すと同時に自衛隊に災害派遣要請をした
上記の点で2004年の災害を教訓とした適切なタイミングでの対応が取られ、被害が抑えられたのです。
過去の災害を記録することは、次に起きる前や起きた時に有効な情報となる事が、改めて示されました。
2011年の豪雨の際は幸いにして浸水・河川はん濫による住民の被害(住宅にいての被害)はありませんでした。
これは
・河川のインフラ改修が完了していた
・水位基準値に基づき、避難準備情報を早目に発表した
・市内全域に避難勧告を出すと同時に自衛隊に災害派遣要請をした
上記の点で2004年の災害を教訓とした適切なタイミングでの対応が取られ、被害が抑えられたのです。
過去の災害を記録することは、次に起きる前や起きた時に有効な情報となる事が、改めて示されました。