「富士山に天気の下り坂を予感させる傘雲がかかり少々赤く染まりました」

「今日は富士山に変わった笠雲がかかっています。」

「富士山の東には吊るし雲，富士山は二段笠雲が朝焼けに染まって綺麗ですね。」

上記写真のように、まるで「ろくろ」のような雲をかぶった富士山のリポートが、山梨県や静岡県で多数目撃されています。
これはズバリ「笠雲（かさ雲）」と呼ばれる雲です。

上空に暖かい空気が入って安定した空気の層ができている時に、強い風が吹いて山頂付近にぶつかると山を越えようと持ち上げられた湿った空気が、山頂部分に笠をかぶせたような雲を作ります。

笠雲が見られたときは、前線や雨を降らせる雲が近づいてきているときが多いです。
この雲が消えて間もなく厚い雲が広がってくると、天気は下り坂に向かっているサインとなります。
雨が降り出す前に「笠」を被っているようにも見えますね^^

▼現在の雨雲・雪雲

※最新の雨雲レーダーが表示されない場合は、オリジナルサイトよりご確認ください。


このあと、東日本や北日本でも段々と雨や雪が降り出す予想です。降り方がザッと強まったり、雷雨になる可能性もあるので、空の変化にご注意ください。